2024年11月05日
壁の塗装を予定している方へ!ペンキ選びでの後悔とは?
外壁塗装で後悔しないためには、ペンキ選びのポイントを押さえることが重要。
どのペンキを用いるかにより、外壁塗装の仕上がりが変わります。
今回は外壁塗装を予定している方に向けて、ペンキ選びにおける後悔について取り上げます。
住宅のメンテナンスなどに関心のある方は一度チェックしてください。
目次
外壁塗装のペンキ選びでの後悔
外壁塗装のペンキ選びに関する後悔は複数存在します。
後悔する理由は人によって異なります。
住宅のメンテナンスの一環として、外壁塗装を行う場合は他の方が一体どのような後悔をしているか押さえておくことが重要。
多くの方が他の方の経験を参考に外壁塗装を進めたいと感じているのではないでしょうか?
ペンキ選びに関する後悔として、主に以下のものが挙げられます。
・イメージと違った
・仕上がりになった
・好みの色ではなかった
・汚れが目立ちやすくなった
・街並みから建物が浮いて見えるようになった
・想像以上に外壁塗装の費用が高額になった
・外壁の材質に合わないペンキを選んだ
まずは、外壁塗装のペンキ選びでの後悔について解説します。
ペンキ選びについて悩んでいる方は参考にしてください。
イメージと違った仕上がりになった
外壁塗装後にイメージと違うと感じる方がいます。
外壁の面積によって、色の見え方が変わってきます。
サンプルで見ている色と外壁塗装後の色で感じ方が異なることを踏まえた上で外壁塗装を進めましょう。
好みの色ではなかった
外壁塗装後にペンキの色が好みではないと感じ、後悔する方もいます。
汚れが目立ちやすくなった
ペンキの色によっては汚れが目立ちやすく、後悔する方もいるので注意が必要。
外壁の汚れを目立ちにくくしたいと感じている方が多いのではないでしょうか?
街並みから建物が浮いて見えるようになった
外壁塗装後、街並みから建物が浮いて見えるようになったと後悔する方もいます。
好みの色で外壁塗装を進めると、街並みから浮いて見えないかどうか検討しなければなりません。
想像以上に外壁塗装の費用が高額になった
ペンキの種類によっては想像以上に外壁塗装の費用が高額になったなど、費用の面で後悔する方もいます。
外壁の材質に合わないペンキを選んだ
外壁の材質によって、合うペンキ・合わないペンキが存在します。
外壁の材質に合わないペンキを選び、後悔する方もいるので注意してください。
外壁塗装におけるペンキ選び以外の後悔
外壁塗装を行う際、ペンキ選び以外に後悔する方がいます。
ペンキ選び以外の後悔として、主に以下のものが挙げられます。
・業者選びに失敗
・近隣トラブルが発生
・屋根塗装を同時に行わなかったこと
ここでは、ペンキ選び以外の後悔について解説するので、外壁塗装を予定している方はチェックしてください。
業者選びに失敗
相場より極端に費用が安い業者に依頼した結果、納得のいく仕上がりにならなかったと後悔する方がいます。
塗膜の剥がれなどの施工不良が発生すると、再塗装を行わなければなりません。
住宅のメンテナンスを行う際は業者選びに失敗しないことが重要。
近隣トラブルが発生
外壁塗装を行う際、近隣住民への事前説明を怠った結果、トラブルが発生する可能性があります。
近隣トラブルの主な原因は以下の通りです。
・施工時の騒音
・ペンキの臭い
・汚れた水の飛散
同じ場所で長期にわたって住み続けるまたは仕事を行う場合、近隣住民との関係を悪化させないことが重要。
近隣トラブルを避けるためにも、外壁塗装に関する事前説明を業者任せにするのではなく、
業者と一緒に行くことをおすすめします。
屋根塗装を同時に行わなかったこと
外壁塗装と同時に屋根塗装を行えば良かったと後悔する方がいます。
住宅のメンテナンスで後悔しないためにも、どのような施工が必要なのか業者に相談してください。
外壁塗装のペンキ選びで後悔しないためのポイント
外壁塗装のペンキ選びで後悔しないためのポイントは一体何か疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
主なポイントとして、以下のものが挙げられます。
・建物のテーマ・コンセプトに適した色かどうか
・面積効果を配慮する
・時間帯によって見え方が変わることを配慮する
・街並みから浮いて見えないかどうか配慮する
・汚れが目立ちやすい色かどうか検討する
・防水性に優れているかチェックする
・耐用年数はどのくらいか
・外壁の材質に一体何が用いられているか配慮する
・予算の範囲内かどうか検討する
・カラーシミュレーションを用いる
・ペンキの色を3色以内にする
外壁塗装に用いるペンキを決める際、さまざまなことを配慮することが重要。
ここでは、ペンキ選びで後悔しないためのポイントについて触れていきます。
建物のテーマ・コンセプトに適した色かどうか
ペンキ選びで後悔しないためには、建物のテーマ・コンセプトに適した色のペンキを用いて施工を進めましょう。
どのような住宅に住みたいか・どのような建物で仕事をしたいかなどを一度検討してください。
また、同居している家族からどのような住宅に住みたいかなどの意見を聞き、外壁塗装のプランに反映させる必要があります。
面積効果を配慮する
外壁塗装に用いるペンキ選びで後悔しないためのポイントに面積効果を配慮することが挙げられます。
建物の外壁が一体どのくらいの面積なのか把握した上でペンキ選びを行いましょう。
時間帯によって見え方が変わることを配慮する
時間帯によって、建物の見え方が変わります。
時間帯や天候によって見え方が変わることを踏まえた上でペンキの色を検討してください。
街並みから浮いて見えないかどうか配慮する
街並みに配慮し、ペンキ選びを進めることも後悔しないためのポイントです。
周囲の建物に一体どのような色のペンキが用いられているかチェックし、
外壁塗装に用いるペンキの色を検討することが重要。
また、区市町村の景観ガイドラインに配慮し、外壁塗装を進めなければなりません。
また、光沢のあるペンキも存在します。
光沢が原因で街並みから浮いて見えないかどうか配慮してください。
汚れが目立ちやすい色かどうか検討する
ペンキ選びで後悔しないためのポイントに汚れが目立ちやすい色はどれか把握することが挙げられます。
色によって、汚れやすさが異なります。
建物の外観を綺麗な状態に保ちたいと感じている方は汚れが目立ちにくい色に塗装してはいかがでしょうか?
また、外壁塗装に用いるペンキが防汚性に優れているかどうかもチェックしてください。
防水性に優れているかチェックする
雨漏りなどを対策するためにペンキの防水性が優れているかどうかも配慮する必要があります。
ペンキによって、防水性が異なるので注意しましょう。
雨水の侵入・塗膜のひび割れを対策したいと感じている方は、防水塗料を用いることをおすすめします。
外壁の材質によっては効果を発揮できない点がデメリット。
防水塗料が外壁に適していることをチェックした上で外壁塗装を進めてください。
耐用年数はどのくらいか
ペンキの種類によって耐用年数が異なります。
住宅のメンテナンスを行う頻度を少しでも減らしたいと感じている方はどのペンキを用いるか検討することが重要。
ペンキの耐用年数は以下の通りです。
・無機塗料:20年以上
・フッ素塗料:15~20年
・ラジカル塗料:12~15年
・シリコン塗料:7~15年
・ウレタン塗料:7~10年
・アクリル塗料:3~7年
外壁の材質に一体何が用いられているか配慮する
外壁の材質に適したペンキを用いて外壁塗装を進めましょう。
建物の外壁に用いられている材質は以下の通り。
・木材
・コンクリート
・金属
木材用の塗料は数多く存在します。
木目を活かすかどうかで選択肢が変わってきます。
業者と相談し、どの機能を求めるか検討しなければなりません。
コンクリートに用いられるペンキは撥水塗料・弾性塗料・カラークリア塗料の3種類です。
各塗料の違いを踏まえ、コンクリートの外壁をメンテナンスすることが重要。
撥水塗料は防水性に優れている反面、耐久性が低い点が特徴に挙げられます。
弾性塗料はひび割れの表面化を抑える反面、コンクリート独特の風合いを消します。
カラークリア塗料はコンクリート独特の風合いを残せる反面、費用がかかる点に注意しなければなりません。
金属はペンキが付きにくいため、外壁塗装を行う際は適切な手順で施工を進めていくことが重要。
環境面に配慮する場合、水性塗料を用いることをおすすめします。
また、ペンキの密着性を上げるためにサビやペンキを落とす必要があります。
予算の範囲内かどうか検討する
ペンキ選びで後悔しないためのポイントに費用が挙げられます。
どのペンキを用いるかで費用が変わってくるため、外壁塗装の予算について検討しなければなりません。
カラーシミュレーションを用いる
カラーシミュレーションで外壁塗装に用いるペンキを決めるのも後悔しないためのポイント。
カラーシミュレーションとは、建物の写真をPCに取り込んだ後、
専用ソフトで複数のカラーパターンをシミュレーションするものです。
インターネット上でカラーシミュレーションができるサイトが存在するので、
ペンキ選びに悩まされている方は一度チェックしてはいかがでしょうか?
ペンキを3色以内にする
外壁塗装を行う際、ペンキの色を3色以内にすることをおすすめします。
どの色を用いるか迷っている場合は以下のものを意識してください。
・ベースカラー
・アソートカラー
・アクセントカラー
ベースカラーは住宅の大部分を占める色。
アソートカラーはベースカラーとアクセントカラーを中和する役割があります。
アクセントカラーは住宅全体の印象を引き締めるだけでなく、個性を出す色です。
ペンキの色を選ぶ際、同系色を用いるかどうか検討してはいかがでしょうか?
同系色を選ぶことで統一感を出しやすくなります。
外壁塗装の補助金・助成金を活用することが重要
自治体によっては、外壁塗装の補助金・助成金に関する制度を設けている場合があります。
費用に関する悩みを解消したいと感じている方は、
外壁塗装の補助金・助成金に関する制度を活用できるかチェックしてください。
外壁塗装を行う業者の選び方
ペンキ選びなどに後悔しないためには、信頼できる業者に依頼することが重要。
外壁塗装を行っている業者は数多く存在します。
情報収集できる限り行い、信頼できる1社を見つけましょう。
業者を選ぶ際の主なポイントは以下の通りです。
・創業年・設立年
・過去の施工事例
・取得している資格
・スタッフの対応
・点検を細かく行うか
・見積書に記載されている内容
・工程表に記載されている内容
・進捗状況を報告するか
・保証内容が充実しているか
・施工エリアはどこか
・口コミに記載されている内容
・補助金に関するサポートを行っているか
・支払い方法は一体何か
ここでは、外壁塗装を行う業者の選び方について解説します。
業者選びに悩まされている方は一度参考にしてください。
創業年・設立年
多くの方が外壁塗装の経験が豊富な業者に依頼したいと感じているのではないでしょうか?
気になる業者を見つけた場合、創業年・設立年をチェックし、
長年にわたって外壁塗装に携わっているか把握することが重要です。
業者によっては、創業・設立されて間もない場合があります。
創業・設立されて間もない業者に依頼する前に創業者のプロフィールや企業理念などをチェックし、
外壁塗装に関する知識・技術があるかどうか判断してください。
過去の施工事例
過去に一体どのような施工に携わっているかどうかも業者を選ぶ決め手。
業者によっては、公式サイトに過去の施工事例を掲載しています。
施工の写真・施工内容・工期・費用などを踏まえ、依頼するかどうか判断しましょう。
取得している資格
外壁塗装に関する資格を取得しているかどうかもポイント。
業者によっては、スタッフのプロフィールなどに資格している資格について記載されている場合があります。
スタッフの対応
スタッフとコミュニケーションを取りやすいかどうかを判断した上で契約を交わすことが重要です。
相談・見積りなどの際におけるスタッフの対応をチェックしてください。
チェックするポイントとして、専門用語を多く用い過ぎないか・分かりやすい言葉で外壁塗装について説明するか・契約を急かさないかなどが挙げられます。
点検を細かく行うか
外壁などの状態を把握してから外壁塗装を行わなければなりません。
業者が外壁などの状態を細かく点検した上で見積書を作成するかチェックしましょう。
見積書に記載されている内容
見積書に目を通した際、外壁塗装の詳細を把握できるかも業者を選ぶポイント。
外壁塗装の詳細が分からない場合は見積書に関する疑問を業者に質問してください。
チェックするポイントとして、以下のものが挙げられます。
・費用の合計金額が相場の範囲内か
・費用の内訳
・施工内容
・使用するペンキ
・部材の数量
・部材の単価
・塗装箇所
・備考欄に記載されている内容
・保証期間
・業者の所在地
外壁塗装の相場を知りたい場合、相見積りを行うことをおすすめします。
相場より極端に安いまたは高い企業は注意することが重要。
安いまたは高い理由について質問し、外壁塗装の費用に関する疑問を解消してください。
業者によって使用するペンキが異なります。
メーカー・商品名・色番号などを細かく記載しているかも選ぶポイント。
中には、OEMのペンキを使用している業者も存在します。
OEMはOriginal Equipment Manufacturingの略。
意味は、製造業者が他社ブランドの製品を製造することです。
OEMのペンキを使用している企業に依頼する際、ペンキの詳細を把握しましょう。
工程表に記載されている内容
工程表には、外壁塗装のスケジュールについて記載されています。
施工内容と予定日程をチェックし、契約を交わすかどうか判断しましょう。
必要施工が全て入っているかだけでなく、不具合につながるスケジュールになっていないか把握することが重要。
ペンキの性能を発揮するためには、下塗り・中塗り・上塗りを行わなければなりません。
工程表で下塗り・中塗り・上塗りを行っているかを把握してください。
また、必要に応じて騒音対策などを追加で要請する必要があります。
進捗状況を報告するか
気になる業者が外壁塗装の進捗状況を行うかどうかを踏まえ、外壁塗装に関する相談を行うことをおすすめします。
外壁塗装がどこまで進んでいるか把握したい方が多いのではないでしょうか?
保証内容が充実しているか
外壁塗装を終えた後も建物のメンテナンスを定期的に行わなければなりません。
業者が一体どのような保証を用意しているかチェックし、相談するか判断しましょう。
保証内容について気になることがある際は業者に質問してください。
施工エリアはどこか
業者によって施工エリアが異なります。
依頼を検討している業者の施工エリア内かどうかを踏まえ、相談することが重要。
施工エリア外からの依頼を受け付けていない業者も存在するため、外壁塗装を予定している方は注意してください。
口コミに記載されている内容
気になる業者を見つけたら、口コミに記載されている内容をチェックしましょう。
過去に依頼した方が一体どのような点で満足しているか・不満に感じた部分はどこかなどを把握し、
依頼するかどうか判断しなければなりません。
補助金に関するサポートを行っているか
業者によっては、補助金の申請に関するサポートを行っています。
補助金の申請について分からないことがある方は業者に一度相談してください。
支払い方法は一体何か
支払い方法は業者によって異なります。
気になる業者を見つけたら、利用しやすい支払方法があるかチェックすることをおすすめします。
主な支払い方法は以下の通り。
・銀行振込
・クレジットカード決済
・各種キャッシュレス決済
・リフォームローン
また、どのタイミングで費用を支払うかも把握してください。
業者によって支払うタイミングが異なります。
外壁塗装後に費用を支払うことが望ましいです。
まとめ
外壁塗装で納得のいく施工を行うためには、どのペンキを用いるか検討しなければなりません。
ペンキの色によって、建物の雰囲気が変わってきます。
また、性能がペンキごとに異なるため、種類によってメンテナンスの頻度が異なります。
メンテナンスの頻度を少しでも減らしたいと感じている方は、
耐用年数の長いペンキを用いるか検討してはいかがでしょうか?
ペンキ選びについて分からないことがある場合、
信頼できる業者に一度相談し、ペンキ選びなどの疑問を解消してください。
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。