モスグリーンを取り入れたツートン塗装を外壁に行いたい方へ!塗装時のポイントについて解説
近いうち、外壁塗装を予定しているものの、どの色で塗装するか迷っている方も多いのではないでしょうか?
外壁のデザインによって住宅の雰囲気が変わってきます。
リノベーション・リフォームなどで外壁塗装を行う際はどの色を取り入れるか十分検討しなければなりません。
外壁塗装に用いられる人気の色の1つにモスグリーンが挙げられます。
今回は、モスグリーンを取り入れたツートン塗装を外壁に行う際のポイントについて解説します。
住宅のリノベーション・リフォームに関心のある方は参考にしてください。
モスグリーンとは
モスグリーンは暗い黄緑色。 コケに近い色合いなのが特徴に挙げられます。 また、カーキに比べて赤みが少ないです。
モスグリーンを外壁塗装に取り入れるメリット
外壁塗装に取り入れる色を決める際、どのようなメリットがあるかを意識しましょう。
モスグリーンのメリットとして、以下のものが挙げられます。
・欧米風の雰囲気を演出できる
・汚れが目立ちにくい
・緑化との相性が良い
ここでは、モスグリーンを外壁塗装に取り入れるメリットについて紹介するので、気になる方は一度チェックしてください。
欧米風の雰囲気を演出できる
住宅の外観によっては、欧米風の雰囲気を演出できるのがモスグリーンのメリット。
おしゃれな住宅に住みたいと感じている方は外壁塗装にモスグリーンを取り入れてはいかがでしょうか?
モスグリーンは欧米の住宅に用いられる場合が多いです。
汚れが目立ちにくい
汚れが目立ちにくいのもモスグリーンの特徴。
外壁が汚れる原因としてコケ・カビ・土埃・泥などが挙げられます。
グリーン系の塗料を用いると、コケなどが目立ちにくくなるので、外壁塗装でモスグリーンを用いるか検討してください。
また、色褪せにくいのもモスグリーンを外壁に取り入れるメリットです。
外壁は年数の経過とともに色褪せが目立ち始めます。
モスグリーンは色褪せが気になる方にもおすすめの色。
色褪せによって住宅の雰囲気が変わってくるので、住宅のメンテナンスを行う際は注意しましょう。
緑化との相性が良い
モスグリーンは住宅の緑化との相性が良いのもメリットに挙げられます。
ガーデニングや家庭菜園を庭で行いたいと感じている方が多いのではないでしょうか?
住宅の外壁塗装を行う際、モスグリーンを外壁に取り入れ、統一感を出すことをおすすめします。
モスグリーンとの相性が良いツートンカラー
モスグリーンを取り入れたツートン塗装を外壁に行う方もいます。
人によっては、モスグリーン以外の色も用いたいと感じているのではないでしょうか?
相性が良いツートンカラーとして、以下の色が挙げられます。
・ホワイト
・ブラウン
・ベージュ
・薄い緑
・木目調
・ブラック
各色の特徴を押さえ、外壁塗装を行うことが重要です。
ここでは、モスグリーンとの相性が良いツートンカラーについて解説するので、気になる方は参考にしてください。
ホワイト
モスグリーンとホワイトを組み合わせることにより、爽やかな雰囲気を演出できます。
ホワイトは多くの色と組み合わせやすい色。
明るい雰囲気や清潔感を感じたい方はツートンカラーにホワイトを選んではいかがでしょうか?
年数の経過と共に汚れが目立ちやすいのがホワイトのデメリット。
外壁塗装でホワイトを用いる際は汚れやすさに注意しなければなりません。
ブラウン
ブラウンとモスグリーンを組み合わせることにより、自然な雰囲気を演出できます。
木と土の色を表現したいと感じている方は、ツートンカラーにブラウンを用いることをおすすめします。
暗めな雰囲気になる可能性もあるため、外壁塗装を予定している方は注意してください。
ベージュ
モスグリーンとベージュを組み合わせる場合も多いです。
ベージュは優しい雰囲気を演出するのが特徴。 派手な印象になりにくいのがメリットに挙げられます。
周囲の景観を損なわないようにしたいと感じている方はベージュを取り入れてはいかがでしょうか?
薄い緑
薄い緑を用いることにより、濃淡をつけられます。
モスグリーンとのツートンカラーで失敗したくない場合、同系色を検討することをおすすめします。
木目調
モスグリーンと木目調の組み合わせも自然な仕上がりを感じられる組み合わせ。
ツリーハウスのような住宅に住みたい方は木目調も検討してください。
ブラック
モスグリーンとブラックを組み合わせることにより、上品な印象を演出できます。
ブラックはホコリなどによる汚れが目立ちにくいです。
熱を吸収しやすいデメリットがあるため、モスグリーンとのツートンカラーにブラックを用いる際は注意してください。
モスグリーンを取り入れたツートン塗装を外壁に行う際の注意点
モスグリーンを取り入れたツートン塗装を外壁に行う際、注意したいポイントがいくつか存在します。
主な注意点は以下の通り。
・塗料の費用が高くなる可能性がある
・汚れの種類によっては見つけにくい
・色褪せが目立ちやすい
注意点を踏まえ、外壁塗装を進めましょう。
ここでは、モスグリーンを取り入れたツートン塗装を外壁に行う際の注意点について解説します。
塗料の費用が高くなる可能性がある
塗料によって費用が変わってきます。
モスグリーンの場合、外壁塗装の費用が高くなる可能性がある点に注意が必要。
汚れの種類によっては見つけにくい
汚れの種類によって目立ちやすさが変わります。
外壁塗装にモスグリーンを用いると、汚れの種類によっては見つけにくくなるのもデメリットです。
湿度の高い場所や日当たりの悪い場所はカビが発生しやすいので、モスグリーンの塗料を用いる方は注意してください。
色褪せが目立ちやすい
モスグリーンなどのグリーン系の塗料は色褪せが目立ちやすいのもデメリット。
色褪せてしまうと、古いなどの印象を与えてしまうかもしれません。
定期的に塗り替え、色褪せを目立ちにくくすることが重要です。
モスグリーンを取り入れたツートン塗装を行う際のポイント
モスグリーンを取り入れたツートン塗装を行う際、どのようなポイントがあるか疑問に感じているのではないでしょうか?
納得のいく外壁塗装にするためには、ポイントを何点か押さえる必要があります。
主なポイントとして、以下のものが挙げられます。
・住宅のコンセプトを明確にする ガーデニング
・家庭菜園を行うか 色の濃淡を意識する
・モスグリーンを塗る位置を決める
・周囲の景観を損なわないか意識する
・景観ガイドラインをチェックする
・過去の実例を参考にする
・カラーシミュレーションをチェックする
・晴れた日での見え方をチェックする
ここでは、ツートン塗装を行う際のポイントについて解説するので、外壁塗装に関心のある方は一度参考にしてください。
住宅のコンセプトを明確にする
外壁塗装を行う際、住宅のコンセプト・テーマを明確にすることが重要。
住宅のコンセプト・テーマによって、用いる色が変わってきます。
モスグリーンが住宅のコンセプト・テーマに適しているかどうかを踏まえ、外壁塗装を進めてください。
また、家族の意見を参考にするのも重要。
どのような住宅に住みたいかなどを家族に聞き、モスグリーンを取り入れるか判断しましょう。
ガーデニング・家庭菜園を行うか
ガーデニング・家庭菜園を楽しみたいかもモスグリーンを取り入れたツートン塗装を行うかどうかの決め手。
庭などに植えている植物との相性を踏まえ、外壁塗装に用いる色を決めることが重要です。
色の濃淡を意識する
色によって、雰囲気が変わってきます。
落ち着いた印象を与える色だけでなく、派手な印象を与える色も存在します。
モスグリーンをはじめとしたグリーン系の色は目立ちやすくなる可能性があるので注意してください。
モスグリーンの色味を活かすためには、色の濃淡を意識することが重要。
日の当たり方を踏まえ、どの色と組み合わせるか検討しましょう。
モスグリーンを塗る位置を決める
ツートン塗装を行う際、モスグリーンをどこに塗るか検討しなければなりません。
モスグリーンを塗る位置によって、住宅の雰囲気が変わってきます。
周囲の景観を損なわないか意識する
周囲の景観を損なわないかどうかを踏まえた上でモスグリーンを取り入れたツートン塗装を行うのもポイント。
場所によっては、モスグリーンを取り入れることで周囲の景観を損なう可能性があります。
住宅の外観が原因で近隣住民との間でトラブルが発生するのを避けましょう。
モスグリーンを取り入れたツートン塗装で周囲の景観が損なわれてしまう場合、別の色を検討しなければなりません。
景観ガイドラインをチェックする
外壁塗装は市町村の景観ガイドラインに則って行いましょう。
市町村によっては、モスグリーンを用いた外壁塗装が景観ガイドラインによってできない可能性もあります。
過去の実例を参考にする
外壁塗装にモスグリーンを用いた住宅をいくつかチェックし、どのように外壁塗装を進めていくか検討してください。
イメージに近い施工事例を業者に見せ、想定していたものと違う仕上がりになるのを防ぐのも外壁塗装を行う上で重要です。
カラーシミュレーションをチェックする
多くの塗装業者はカラーシミュレーションを提供しています。
カラーシミュレーションとは、専用のソフトで外壁や屋根を複数のカラーパターンでシミュレーションするもの。
外壁などに色を載せると、外壁塗装の仕上がりをイメージしやすくなります。
カラーシミュレーション以外にも、色見本帳や塗り板を用いて、モスグリーンと組み合わせる色を決めることも重要です。
塗り板は塗膜の質感もチェックできるので、外壁塗装を予定している方は塗り板で色味を確かめてはいかがでしょうか?
晴れた日での見え方をチェックする
晴れた日での見え方をチェックし、モスグリーンを取り入れたツートン塗装を行うか検討してください。
晴れた日と曇りの日でどのように見え方が変わるかを把握するのも外壁塗装で失敗を避けるポイントです。
モスグリーン以外のグリーン系の色
モスグリーンと他のグリーン系の色を組み合わせたい・モスグリーン以外のグリーン系の色を中心に外壁塗装がしたい方も多いのではないでしょうか?
モスグリーン以外のグリーン系の色として、主に以下のものが挙げられます。
・エバーグリーン
・オパールグリーン
・オリーブグリーン
・アップルグリーン
ここでは、モスグリーン以外のグリーン系の色について取り上げます。
エバーグリーン
エバーグリーンは常緑樹の葉のように深いグリーン。
オパールグリーン
オパールグリーンは乳色がかった灰色みがかったグリーンです。
オリーブグリーン
オリーブグリーンはモスグリーンに比べ、黄色みが強いグリーンを指します。 落ち着いた雰囲気を演出できるのがポイント。
アップルグリーン
アップルグリーンは青りんごのような鮮やかな黄緑色です。 爽やかな雰囲気を演出できます。
外壁のツートン塗装を行う業者の選び方
モスグリーンを取り入れたツートン塗装を外壁に行う場合、信頼できる塗装業者に依頼することが重要。
どこに依頼すれば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか?
塗装業者を選ぶ主なポイントとして、以下のものが挙げられます。
・これまでの施工実績
・創業年・設立年
・業態
・コミュニケーションを取りやすいか
・見積書に記載されている内容
・契約を急かさないか
・保証内容が充実しているか
・施工エリア内か
1社1社を細かくチェックし、外壁塗装を任せる1社を決めてください。
ここでは、塗装業者の選び方について取り上げます。
これまでの施工実績
気になる塗装業者を見つけたら、過去に一体どのような外壁塗装に携わってきたかチェックしましょう。
写真や施工内容、工期、費用などを踏まえ、納得のいく施工を行うかどうか判断してください。
創業年・設立年
創業年・設立年も塗装業者を選ぶポイントに挙げられます。
長年にわたって外壁塗装に携わってきた塗装業者に任せたいと感じている方が多いのではないでしょうか?
塗装業者の創業年・設立年をチェックし、外壁塗装に何年携わっているかを把握することをおすすめします。
また、塗装業者によっては歴史が短い可能性があります。
創業者のプロフィールや経営理念などから外壁塗装に関するノウハウがあるか判断するのが重要。
業態
塗装業者の業態は以下の通りです。
・工務店
・ハウスメーカー
・リフォーム業者
・塗装専門業者
・建設設計事務所
塗装業者の業態は多岐にわたります。
それぞれの業態の特徴を理解した上で外壁塗装の相談・契約を進めてください。
工務店
工務店は地域に密着し、外壁塗装などの施工を行う業態。
きめ細やかなプランニングを期待しやすいのが特徴に挙げられます。
依頼する際、施工を下請けに任せる場合がある点に注意しなければなりません。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは住宅の設計・建築を自社で行う業態です。
テレビCMなどでプロモーション展開を行っている場合があります。
質の高い施工を期待できるのがメリット。
下請けに施工を任せているハウスメーカーが存在するため、費用が想像以上にかかる可能性がある点に注意してください。
リフォーム業者
リフォーム業者の中には、外壁塗装の依頼を受け付けている場合があります。
内装のメンテナンスも行いたいと感じている方は、リフォーム業者に相談することをおすすめします。
外壁塗装に関する知識・技術はリフォーム業者によって変わってくるのが依頼する際の注意点。
塗装専門業者
塗装専門業者は、一級塗装技能士などの専門資格を有するスタッフが在籍している業態です。
外壁塗装に関する専門的な知識・技術を持つスタッフに任せたい方は塗装専門業者も選択肢に入れてはいかがでしょうか?
建設設計事務所
建設設計事務所は建物などの設計・監理を行う建築家が在籍している事務所です。
設計のデザイン性や自由性が高いのが特徴に挙げられます。
担当の建築士が現場を確認し、施工時のミスなどを防止。 費用がかかる可能性がある点がデメリットです。
コミュニケーションを取りやすいか
気になる塗装業者を見つけたら、問い合わせなどの際にコミュニケーションを取りやすいかチェックしましょう。
外壁塗装でトラブルを避けるために分からないことを塗装業者に質問することが重要。
スタッフの対応から相談しやすいかどうか判断してください。
見積書に記載されている内容
塗装業者が作成した見積書の内容も選ぶポイントの1つです。
外壁塗装に関する詳細を把握できるかどうかを踏まえ、契約を進めましょう。
チェックしたい主な項目として、以下のものが挙げられます。
・使用する塗料
・塗料などの数量
・塗料などの単価
・足場を用いるか
・費用の内容
・上塗り、中塗り、下塗りを行うか
・保証期間に関する記載の有無
・塗装業者の連絡先
施工の仕様が分からない場合、注意が必要です。
どのような塗料を用いているかなどの疑問が生じた際は塗装業者に質問してください。
人によっては、外壁塗装の相場が分からないなどの悩みを感じているのではないでしょうか?
相見積もりを行い、外壁塗装の相場を把握することをおすすめします。
契約を急かさないか
塗装業者の中には、契約を急かす業者も存在します。
悪徳業者の被害に遭わないためにも、家族と相談することが重要。
複数の塗装業者から見積りを取得しつつ、契約を急かす塗装業者の情報について収集してください。
口コミなどで過去に問題が発生しているのを把握したら、契約を結ばないようにしましょう。
保証内容が充実しているか
モスグリーンを取り入れたツートン塗装を外壁に行った後も定期的に住宅のメンテナンスを行わなければなりません。
塗装業者が用意している保証内容が充実しているかどうかを踏まえ、相談・契約を進めてください。
保証内容は業者によって変わってきます。
納得のいく住宅のメンテナンスを行うためにも、保証内容について質問することをおすすめします。
施工エリア内か
塗装業者の施工エリアは一体どこかも選ぶ際のポイント。
施工エリア外からの依頼を受け付けていない塗装業者も存在します。
まとめ
モスグリーンはホワイトやブラウン、ベージュなどの色と組み合わせやすいのが特徴に挙げられます。
緑化との相性が良いため、ガーデニング・家庭菜園を行いたい方におすすめです。
モスグリーンに限らず、外壁のツートン塗装を行う際、住宅のコンセプトや色の濃淡などを意識することが重要。
また、周囲の景観を損なわないよう配慮しましょう。
外壁塗装で失敗しないためには、十分な知識や技術、設備が求められます。
信頼できる塗装業者に相談し、納得のいく施工を行ってください。
この記事を書いた人
成田 崇
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。