2024年05月29日
築20年以内の方必見!外壁シーリングが切れる原因とは?!
住宅の外観に関わるだけでなく、プライバシーの保護や雨風などを凌ぐ役割があります。
思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためにも、定期的に外壁のメンテナンスを行いましょう。
適切なメンテナンスを行う際、外壁シーリングがどうして切れるのかについて押さえておくことが重要。
今回は築20年以内の住宅に住んでいる方に向けて、外壁シーリングが切れる原因について取り上げます。
目次
外壁シーリングとはそもそも何か
外壁シーリングは、外壁材の継ぎ目の目地を埋める役割があります。
一般的にゴムのような伸縮性に優れた素材が外壁シーリングに用いられるのがポイント。
外壁シーリングは一体どのような原因で切れるのか
さまざまな原因で外壁シーリングが切れます。
主な原因は以下の通りです。
・経年劣化
・施工不良
・自然災害
・立地条件
・製品不良
ここでは、外壁シーリングが切れる原因について触れていくので、住宅のメンテナンスについて関心のある方は参考にしてください。
経年劣化
外壁シーリングが切れる原因の1つに経年劣化が挙げられます。
年数の経過と共に外壁シーリングが劣化していきます。
住宅のメンテナンスを行う際、築年数を意識し、どのタイミングでメンテナンスを行うか検討しなければなりません。
施工不良
施工不良も外壁シーリングが切れる原因の1つです。
外壁材と相性の良くないシーリング材の使用やシーリング材の量が不足により、施工不良が起きるので注意が必要。
外壁シーリングの施工を行ってから数ヵ月~1年以内で外壁シーリングにひび割れが発生した場合、施工不良の可能性があります。
自然災害
台風や地震などの自然災害によっても、外壁シーリングが切れる可能性があるので注意してください。
自然災害が発生した後、住宅に不具合がないかチェックすることをおすすめします。
また、紫外線に長期間晒され続けるのも外壁シーリングが切れる原因の1つ。
立地条件
大きい道路が近くにあると、車が頻繁に走ります。
車の震動で住宅が微妙に揺れた結果、外壁シーリングが切れる可能性があるので注意してください。
製品不良
シーリング材などの製品不良も外壁シーリングが切れる原因に挙げられます。
外壁シーリングが切れると一体どのような問題が発生するか
外壁シーリングが切れると、さまざまな問題が発生します。
雨水が侵入した結果、外壁材などが腐食。
また、カビやシロアリが発生しやすくなるため、住宅の寿命が短くなる可能性があります。
外壁シーリングが切れているのを見つけたら、いち早く対処してください。
外壁シーリングが切れた際の補修方法
外壁シーリングが切れた際、一体どのような方法で補修していくか疑問に感じているのではないでしょうか?
主な補修方法は以下の通り。
・打ち替え
・増し打ち
ここでは、外壁シーリングが切れた際の補修法について紹介します。
打ち替え
打ち替えとは、既存の外壁シーリングを撤去した後、新しい外壁シーリングを充填する施工。
基本的に打ち替えで補修を進めていきます。
増し打ち
増し打ちとは、既存の外壁シーリングの上から新しい外壁シーリングを充填し、厚みを付ける施工です。
サッシ周りなどに行われます。
施工する箇所に応じて、打ち替えと増し打ちを使い分けることが重要。
サッシ周りは形状的な問題から外壁シーリングを撤去できない可能性があります。
外壁の補修を行う業者の選び方
外壁シーリングの補修などを行う際、どの業者に依頼すれば良いか悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
リノベ・リフォームに携わっている業者は数多く存在します。
情報収集をできる限り行い、信頼できる1社を選択することが重要です。
ここでは、業者の選び方について触れていくので、気になる方はチェックしてください。
過去の施工事例
気になる業者を見つけたら、過去に一体どのような施工に携わっているかを把握することをおすすめします。
写真だけでなく、施工内容や工期、費用などを細かくチェックするのが重要。
どのようなスタッフが在籍しているか
どのようなスタッフが在籍しているかも選ぶ決め手です。
取得している資格だけでなく、コミュニケーションを取りやすいかどうかを踏まえ、相談・契約を進めましょう。
見積書に記載されている内容に問題ないか
見積書の内容に目を通し、契約するかどうか判断してください。
費用の内訳などについて分からないことがある際は業者に質問するのが重要です。
どのような保証が用意されているか
外壁シーリングの補修が終わった後も定期的に住宅のメンテナンスを行わなければなりません。
どのような保証が用意されているかをチェックした上で問い合わせを行うことをおすすめします。
まとめ
外壁シーリングが切れる原因として、経年劣化や施工不良などが挙げられます。
普段から住宅の状態に気を配り、必要に応じてメンテナンスを行うことが重要。
リノベ・リフォームを予定している方は信頼できる業者に一度相談してください。
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。