外壁塗装の頻度が約30年に1回の積水ハウスのタフクリア30！気になる特徴について解説｜平塚・株式会社いらか｜

2024年12月17日

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際、使用する外壁材・塗料を検討することが重要です。

外壁は住宅の雰囲気に関わってくる箇所。

納得のいく仕上がりにするためにも、外壁材・塗料について検討しなければなりません。

さまざまなメーカーから外壁材・塗料が製造・販売されています。

外壁材を製造・販売しているメーカーの1つに積水ハウスが挙げられます。

人によっては、積水ハウスの外壁材を用いたいと感じているのではないでしょうか？

この記事では、外壁塗装の頻度が約30年に1回の積水ハウスのタフクリア30について解説します。

タフクリア30が用いられている外壁材も取り上げるので、新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを予定している方はチェックしてください。

住宅は年数の経過と共に劣化していきます。

成田　崇

積水ハウスとは

積水ハウスは1960年に設立された企業です。戸建住宅事業をはじめ、賃貸・事業用建物事業やリフォーム事業、賃貸住宅管理事業、マンション事業、都市開発事業、国際事業に携わっています。人間愛を根本哲学に掲げており、ユーザーの幸せやニーズを意識した商品を提供。品質の高い商品を適正価格で提供するだけでなく、営業・設計・生産・施工・アフターサービスなどの段階でユーザーとの信頼を得ることにも重きを置いています。また、時代を先取りするため、研究施設でさまざまな開発を行っている点も特徴に挙げられます。地震の際における安全性をはじめ、部材の耐久性・快適な住環境・人間工学実験で確かめるユニバーサルデザインなどの技術開発を実施。積水ハウスのリフォーム事業では、積水ハウスに住んでいる方を対象にしたリフォームから積水ハウス以外の住宅・マンションなどのリフォームまで行っています。全国各地でリフォームに関するイベントを開催しているので、気になる方は一度チェックしてはいかがでしょうか？ URL：https://www.sekisuihouse.co.jp/

耐用年数が30年の積水ハウスのタフクリア30ついて

積水ハウスはさまざまな塗装技術を開発しています。数ある塗装技術の1つにタフクリア30が挙げられます。人によっては名前だけでも耳にしたことがあるのではないでしょうか？ここでは、積水ハウスのタフクリア30について解説します。

概要

タフクリア30とは、積水ハウスが開発した防汚塗装。汚れを雨や日光などで洗い落とします。

耐用年数

タフクリア30の耐用年数は30年です。メンテナンスの頻度を最小限に抑えたいと感じている方は、タフクリア30が用いられている外壁材を一度チェックしてください。メンテナンスの頻度を減らすことにより、メンテナンスの費用を抑えやすくなります。

耐候性を向上させるために用いられている技術

タフクリア30には、耐候性を向上させるために4重の塗装が施されています。用いられている塗装技術は以下の通り。防汚塗装高耐候クリア塗装着色塗装防水塗装高耐候クリア塗装には、フッ素樹脂が用いられています。紫外線や熱による色褪せを極力少なくし、高い耐候性を実現している点が特徴に挙げられます。また、汚れにくくするために防汚塗装が施されている点もポイント。

タフクリア30が用いられている積水ハウスの外壁材

どの外壁材にタフクリア30が用いられているか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか？タフクリア30が用いられている積水ハウスの外壁材として、以下のものが挙げられます。シェルテック・コンクリートダインコンクリート新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどで納得のいく仕上がりにするためにも、各外壁材の特徴を押さえることが重要。ここでは、シェルテック・コンクリートとダインコンクリートについて解説します。タフクリア30が用いられている外壁材に関心のある方は一度参考にしてください。

シェルテック・コンクリート

シェルテック・コンクリートは一般的な外壁材に比べ、2倍の強度を持つ外壁材。超強高度コンクリート製造に応用されるMDF理論と呼ばれる理論により、強度を向上させています。風速60mの大型台風に相当する風圧に耐えられます。 1時間耐火外壁として国土交通大臣の認定を受けているため、火災対策を意識している方は一度チェックしてはいかがでしょうか？防耐火工法により、耐火建築物として設計できます。

ダインコンクリート

ダインコンクリートもシェルテック・コンクリートと同様にタフクリア30が用いられている外壁材。レンガ積みや石貼りなどの温かみを表現するため、不規則な目地の太さ・表面に凹凸をつけるなどの工夫を行っています。コンピューターにデザインを取り込んだ後、緻密に仕上げます。ダインコンクリートのデザインは以下の通り。シェードボーダー古レンガクラフトモザイク小端積砂岩スクラッチ住宅のコンセプト・テーマに応じたデザインを選べる点がメリットに挙げられます。新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを予定している方は、住宅のコンセプト・テーマに応じたデザインがあるかチェックしてはいかがでしょうか？日本の気候風土に対応するため、オートクレーブ養生と呼ばれる製造方法を用いることで耐久性を向上させています。オートクレーブ養生は完全密封の鋼製タンクの中で高温・高圧をかけ、材料を硬化させる技術。ダインコンクリートにできた独立気泡が水が浸入しにくい点も耐久性に優れている理由です。また、表面が840℃に達したとしても、室内側の壁面温度を40℃以下にまで抑えつつ、延焼を防ぎます。

外壁材を選ぶポイント

外壁材を選ぶ際、どのようなポイントがあるか気になっている方が多いのではないでしょうか？主なポイントは以下の通りです。耐用年数費用デザイン耐候性耐火性防水性遮音性重量ここでは、外壁材を選ぶポイントについて取り上げます。住宅に積水ハウスの外壁材を用いたいと感じている方は、一度チェックしてください。

耐用年数

外壁材ごとに耐用年数が異なります。住宅のメンテナンスを行う頻度を最小限に抑えるためにも、気になった外壁材の耐用年数をチェックしましょう。

費用

費用も外壁材を選ぶポイント。タフクリア30が用いられているシェルテック・コンクリートとダインコンクリートを用いる際、予算の範囲内かどうかチェックすることをおすすめします。新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどの費用について悩んでいる方は業者に一度相談してはいかがでしょうか？業者から適切なアドバイスを受け、費用などに関する悩みを解消することが新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを成功させる上で重要です。

デザイン

外壁材ごとにデザインが異なります。新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどで失敗しないためにも外壁材のデザインをチェックしてください。

耐候性

耐候性に優れているかも選ぶポイントに挙げられます。外壁は紫外線などに晒され続けています。外壁の色褪せを対策するためにも、耐候性をチェックすることが重要。

耐火性

火災による被害を最小限に抑えるためにも、耐火性をチェックしなければなりません。気になる外壁材を見つけた際は、耐火性に問題がないかを踏まえた上で住宅に用いるかどうか判断してください。

防水性

外壁から雨水が侵入すると、雨漏りが発生します。雨漏りにより、カビやシロアリなどが発生しやすくなるので注意が必要。思い入れのある住宅に長く住み続けたいと感じている方は、防水性に優れているかどうかチェックすることをおすすめします。

遮音性

外からの騒音が気になる・生活音が漏れることを防ぎたいなどの悩みを感じている方が多いのではないでしょうか？外壁材を選ぶ際、遮音性に優れているかどうかチェックすることが重要です。室内で快適に過ごすためにも、遮音性に優れた外壁材を用いることをおすすめします。

重量

外壁材によって重量が異なります。重量が軽ければ軽い程、地震の際に揺れにくいです。耐震性を向上させたいと感じている方は軽量な外壁材をチェックしてはいかがでしょうか？

外壁塗装を行うメリット

住宅のメンテナンスを行う際、外壁塗装のメリットを押さえましょう。主なメリットは以下の通り。住宅の外観を一新することが可能ひび割れなどを把握できる遮熱性などを向上できる資産価値を守れるここでは、外壁塗装を行うメリットについて取り上げます。

住宅の外観を一新することが可能

外壁塗装のメリットとして、住宅の外観を一新できる点が挙げられます。色によっては、住宅のデザインを大幅に変更することが可能。

ひび割れなどを把握できる

外壁塗装を行う際、ひび割れなどの不具合を把握し、必要に応じて補修ができる点もメリットです。思い入れのある住宅に長く住み続けたい方は外壁塗装などのメンテナンスを行い、不具合を解消してください。

遮熱性などを向上できる

遮熱性などを向上できる点も外壁塗装を行うメリット。

資産価値を守れる

外壁塗装などのメンテナンスを行うことにより、住宅の資産価値を守ることができます。人によっては、住宅を家族に相続させたいと感じているのではないでしょうか？

外壁塗装を行うデメリット

外壁塗装はメリットだけでなく、デメリットが存在する点に注意しなければなりません。デメリットを踏まえた上で外壁塗装を業者に依頼しましょう。主なデメリットとして、以下のものが挙げられます。費用が高額になる場合がある屋外に洗濯物を干せなくなる近隣住民に迷惑がかかる場合があるここでは、外壁塗装を行うデメリットについて解説します。住宅のメンテナンスに関心のある方は一度チェックしてください。

費用が高額になる場合がある

外壁塗装は費用が高額になる場合がある点に注意しなければなりません。費用が高額になるポイントは一体何か疑問に感じている方が多いのではないでしょうか？主に以下のものが外壁塗装の費用に関わってきます。住宅の面積足場を用いるか住宅の形状立地条件使用する塗料業者の所在地住宅によっては、外壁塗装の規模が大規模になるかもしれません。部材の搬入が行いにくい場所も存在します。また、業者の所在地が遠ければ遠い程、交通費が高額になるのも注意しなければならないポイント。

屋外に洗濯物を干せなくなる

外壁塗装中は屋外に洗濯物を干せなくなる点もデメリット。塗料の塗布が済んでいれば、洗濯物を屋外に干すことができる場合があります。業者に洗濯物を干せるかどうか確認してください。

近隣住民に迷惑がかかる場合がある

塗料や洗浄用の水が近隣に散布するなど、近隣住民に迷惑をかけてしまうかもしれません。外壁塗装を行う際は近隣住民との間にトラブルを発生させないことが重要。施工前に近隣住民へ挨拶を行い、外壁塗装について説明してください。

外壁塗装を行うかどうかの判断基準

外壁塗装を一体いつ行えば良いか疑問に感じているのではないでしょうか？普段から住宅の状態に気を配り、必要に応じて外壁塗装などを行わなければなりません。外壁塗装を行うかどうかの判断基準として、主に以下のものが挙げられます。外壁が色褪せていないかチョーキングが発生しているか塗膜が剥がれていないかひび割れが発生していないか塗料の耐用年数を超えているかここでは、外壁塗装を行うかどうかの判断基準について解説します。

外壁が色褪せていないか

外壁が色褪せている場合、外壁塗装を行うかどうか検討してください。色褪せていると、住宅の雰囲気が変わります。

チョーキングが発生しているか

外壁塗装を行うかどうか判断するポイントにチョーキングが発生しているかも挙げられます。チョーキングは外壁の塗料が劣化し、指で外壁を触った際に白い粉がつくこと。紫外線や雨風などにより、チョーキングが発生します。また、施工不良が原因でチョーキングが発生する場合もあるので、新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際は注意が必要です。チョーキングを確認したら、外壁塗装を業者に依頼しましょう。

塗膜が剥がれていないか

外壁の塗膜が剥がれていないかどうかも判断基準の1つ。塗膜の剥がれを放置し続けると、雨漏りなどの問題が発生します。住宅の状態をチェックしていく中で外壁の塗膜が剝がれていることを確認したら、いち早く業者に相談してください。

ひび割れが発生していないか

外壁が著しく劣化していると、ひび割れが発生します。ひび割れが発生していないかどうかもが外壁塗装を行うポイントです。ひび割れている箇所から雨水が侵入し、雨漏りなどが発生するので注意しなければなりません。

塗料の耐用年数を超えているか

外壁に用いられている塗料の耐用年数を超えているかどうかも外壁塗装を行う決め手。塗料によって、耐用年数が異なります。メンテナンスが適切に行われているか・立地条件・施工不良などにより、耐用年数を超える前に外壁塗装を行う場合もあるので注意してください。

積水ハウスに外壁塗装を依頼すると費用が高額になる理由

積水ハウスに外壁塗装を依頼した場合、費用がどうして高額になるのか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか？高額になる理由として、以下のものが挙げられます。オリジナルの塗料が用いられている 4度塗りを行う中間マージンが発生する保証を延長するための費用が発生するここでは、積水ハウスに外壁塗装を依頼すると費用が高額になる理由について解説するので、気になる方は参考にしてください。

オリジナルの塗料が用いられている

積水ハウスに外壁塗装を依頼する場合、オリジナルの塗料が用いられます。塗料の費用は積水ハウスが設定しているため、外壁塗装の費用が高額になる場合があります。外壁に合わせてカラーを調合するため、施工後の違和感が少ない点がメリット。

4度塗りを行う

外壁塗装を行う際、塗料の性能を発揮するために下塗り・中塗り・上塗りの計3回にわたって塗料を塗布します。積水ハウスは4度塗りを行うため、材料費・人件費がかかる点に注意しなければなりません。

中間マージンが発生する

積水ハウスに外壁塗装を依頼した場合、下請け業者が施工を行います。中間マージンがかかるため、業者に直接依頼した時に比べて費用が高額になります。

保証を延長するための費用が発生する

外壁塗装の施工保証に加え、住宅の構造筐体・防水の保証まで延長する点も費用が高額になる理由の1つ。積水ハウスに外壁塗装を依頼する場合、住宅の構造筐体・防水の保証まで延長する点を踏まえた上で契約を交わしてください。

外壁塗装を行う業者の選び方

費用の面で積水ハウス以外の業者に外壁塗装を依頼したいと感じている方が多いのではないでしょうか？業者との間でトラブルが発生するのを防ぐためにも、情報収集が必要です。業者を選ぶ際の主なポイントとして、以下のものが挙げられます。口コミの内容創業年・設立年過去の施工事例自社で施工しているか在籍しているスタッフスタッフの対応見積書に記載されている内容保証内容が充実しているか施工エリアは一体どこか各業者の特徴を踏まえた上で信頼できる1社に依頼しましょう。ここでは、外壁塗装を行う業者の選び方について取り上げます。外壁に関する悩みを解消したいと感じている方は一度参考にしてください。

口コミの内容

気になる業者を見つけたら、口コミの内容を一通りチェックしましょう。満足している点だけでなく、不満に感じている点も踏まえた上で相談するかどうか判断することが重要です。

創業年・設立年

創業年・設立年は一体いつなのかもチェックするポイント。外壁塗装の経験が豊富な業者に依頼したいと感じている方が多いのではないでしょうか？創業年・設立年から長年にわたって外壁塗装に携わっているか把握してください。業者によっては創業・設立してから間もない場合もあります。歴史が短い業者に依頼するかどうか迷っている方は、経営理念や創業者のプロフィールなどから外壁塗装に関する経験が豊富かどうか判断しましょう。

過去の施工事例

過去の施工事例を踏まえ、納得のいく外壁塗装を行うか検討しなければなりません。チェックするポイントとして、施工の写真・施工内容・工期・費用などが挙げられます。

自社で施工しているか

自社で施工しているかも選ぶポイント。中間マージンを気にしている方は、自社で施工している業者に依頼することをおすすめします。

在籍しているスタッフ

どのようなスタッフが在籍しているかも選ぶ決め手です。どのような取得をしているかなどを踏まえ、外壁塗装を依頼してください。

スタッフの対応

スタッフが相談・見積りなどの際に一体どのような対応を行っているかも依頼するかどうかの判断基準。分かりやすい言葉で説明するか・契約を急かさないか・専門用語を多く用いないかなどをチェックすることが重要です。

見積書に記載されている内容

見積書に一体どのような内容が記載されているかもチェックしなければなりません。チェックするポイントは以下の通りです。使用されている塗料部材の数量部材の単価部材の単位施工内容費用の内訳費用の合計金額備考欄に記載されている内容保証期間業者の所在地見積書について分からないことがある場合、業者に質問してください。トラブルを避けるためにも、分からないことをそのままにしないことが重要です。

保証内容が充実しているか

外壁塗装を行った後も定期的に住宅のメンテナンスを行わなければなりません。業者が一体どのような保証を用意しているかチェックした上で依頼するかどうか判断しましょう。

施工エリアは一体どこか

施工エリアは業者によって異なります。施工エリア外からの依頼を受け付けていない業者も存在するため、外壁塗装を予定している方は注意してください。

まとめ

積水ハウスのタフクリア30は4重の塗装が施された防汚塗装。耐候性に優れているのに加え、耐用年数は30年です。タフクリア30が用いられている外壁材として、シェルテック・コンクリートとダインコンクリートが挙げられます。住宅によっては、塗料などの耐用年数を超える前に外壁塗装などを行うことになるかもしれません。普段から住宅の状態に気を配り、不具合を解消することが重要です。外壁塗装などについて分からないことがある方は、信頼できる業者に一度相談してください。

この記事を書いた人

成田　崇

瓦ぶき2級技能士
瓦屋根工事技士
瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは？

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは？

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは？

国交省所管の公益法人（社）全日本瓦工事業連盟（全瓦連）が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

カテゴリ：ブログ,外壁塗装

金属サイディングの欠点とは？気になる特徴について解説！｜平塚・株式会社いらか｜

2024年12月04日

金属サイディングの欠点とは？気になる特徴について解説！

住宅は年数の経過と共に劣化していきます。

成田　崇

金属サイディングの欠点とは？気になる特徴について解説！

外壁は住宅の雰囲気に関わるだけでなく、プライバシーの保護・雨風を凌ぐなどの役割があります。年数の経過と共に外壁材が劣化するため、定期的にメンテナンスを行い、外壁材の不具合を解消することが重要。新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを予定している方の中には、どの外壁材を用いるか迷っているのではないでしょうか？納得のいく施工にするためにも、各外壁材の特徴を押さえなければなりません。この記事では、金属サイディングの欠点をはじめ、メリット・施工時のポイントなどについて解説します。近いうち、外壁のメンテナンスなどを予定している方は一度参考にしてください。

金属サイディングとは一体何か

金属サイディングは、金属板に断熱材を裏打ちした外壁材。金属板には、ガルバリウム鋼板・塗装ステンレス鋼板などが用いられています。新築住宅の施工などに用いられている場合が多いです。

金属サイディングの欠点

金属サイディングを用いる際、どのような欠点があるか押さえなければなりません。外壁材ごとに欠点が異なるため、注意が必要です。金属サイディングの主な欠点として、以下のものが挙げられます。傷つきやすいサビやすいデザインに限りがある施工技術者に限りがある費用が高額になる欠点を踏まえた上で金属サイディングを用いるかどうか判断しましょう。ここでは、金属サイディングの欠点について触れていきます。新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを予定している方はチェックしてください。

傷つきやすい

金属サイディングは傷つきやすいため、外壁材に金属サイディングを用いる際は注意しなければなりません。傷がつくと、劣化が促進されます。小石や鋭利な物で金属サイディングが傷ついていないか気を配ることが重要。

サビやすい

金属サイディングの欠点として、サビやすい点が挙げられます。水や塩害に注意が必要。金属サイディングの塗膜が剥がれてしまうと、サビが発生しやすくなります。定期的に外壁塗装を行い、サビの悪化を対策してください。

デザインに限りがある

金属サイディングは他の外壁材に比べ、デザインに限りがあります。シンプルなデザインに仕上げたい方には、金属サイディングが適しています。金属質な仕上がりが苦手な方は別の外壁材を用いるかどうか検討してはいかがでしょうか？デザインも外壁材を選ぶ際の重要なポイントです。

施工技術者に限りがある

金属サイディングの施工は板金工事業者のみ。専門性が高いため、業者によっては金属サイディングの施工ができないかもしれません。

費用が高額になる

金属サイディングは費用が高額になる点も欠点の1つに挙げられます。タイル外壁やモルタル外壁などに比べると、費用が安いです。

金属サイディングを用いるメリット

金属サイディングは欠点だけでなく、メリットが複数存在します。新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどで後悔しないためにも、金属サイディングのメリットも押さえましょう。主なメリットとして、以下のものが挙げられます。強度が優れている軽量断熱性に優れている防音性に優れている施工しやすい凍害対策ができるモダンな雰囲気を演出できるここでは、金属サイディングを新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどに用いるメリットについて解説します。

強度が優れている

金属サイディングはひび割れしにくい点がメリット。強度が高いため、コストパフォーマンスに優れています。メンテナンスの頻度を最小限に抑えたいと感じている方は、金属サイディングを用いるかどうか検討してはいかがでしょうか？

軽量

金属サイディングは他の外壁材に比べ、軽量です。外壁の重量を軽量にすることにより、地震の際に揺れにくくなります。地震による被害を最小限に抑えたいと感じている方は金属サイディングを用いるか検討してください。また、地震対策を行う場合、外壁だけでなく、屋根の重量も意識しなければなりません。屋根の重量によっても、地震で揺れやすいかどうかが変わってきます。

断熱性に優れている

金属サイディングは断熱材が裏打ちされているため、断熱性に優れています。室内の温度を一定に保ちやすいです。夏の暑さ・冬の寒さを対策したいと感じている方は、外壁材に金属サイディングを用いるか検討してはいかがでしょうか？

防音性に優れている

金属サイディングは防音性に優れている点もメリット。防音性に優れている理由は断熱材が裏打ちされているためです。音漏れなどを対策したいと感じている方は、外壁サイディングを用いることをおすすめします。

施工しやすい

金属サイディングは軽量のため、施工しやすいです。工期を短く済ませられるのもポイント。

凍害対策ができる

金属サイディングは水分が浸透しないため、凍害対策に繋がります。外壁材によっては、凍害が発生します。新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際は凍害対策も意識してください。

モダンな雰囲気を演出できる

金属サイディングを用いることにより、モダンな雰囲気を演出できます。シンプルなデザインやモダンな雰囲気が好きな方は金属サイディングを一度チェックしてはいかがでしょうか？

金属サイディングの種類

金属サイディングには一体どのようなものがあるか押さえることが重要。新築住宅の施工などに用いられる金属サイディングは以下の通りです。ガルバリウム鋼板アルミニウム合金塗装板ステンレス鋼板トタンここでは、金属サイディングの種類について取り上げます。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛の合金にメッキ加工を施した金属サイディング。耐久性に優れているだけでなく、亜鉛によるサビ対策ができるのがポイントです。多くの住宅にガルバリウム鋼板が用いられています。耐用年数は約20～40年。

アルミニウム合金塗装板

アルミニウム合金塗装板はアルミニウムが用いられた金属サイディングです。耐久性に優れているのに加え、防サビ性・耐震性に優れている点が特に挙げられます。耐用年数は約40～50年。メンテナンスの頻度が少ない反面、ガルバリウム鋼板に比べて費用が高額な点に注意しなければなりません。

ステンレス鋼板

ステンレス鋼板はステンレス・鉄とクロムの合金を用いた金属サイディングです。高温やサビに強い点が特徴に挙げられます。メンテナンスの頻度を少なくできる点もメリット。ガルバリウム鋼板やアルミニウム合金塗装板に比べ、費用が高額な点がデメリットです。

トタン

トタンは亜鉛メッキ加工された鋼板を指します。加工しやすいのに加え、ガルバリウム鋼板などに比べて安価な点がメリット。工場・倉庫などに用いられています。遮音性が低く、他の外壁材に張り替えられない場合がある点に注意しなければなりません。

金属サイディング以外のサイディングについて知ることも重要

金属サイディング以外にもさまざまなサイディングが存在します。各サイディングの特徴もチェックし、新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどのプランを検討することが重要。金属サイディング以外のサイディングとして、以下のものが挙げられます。窯業系サイディング木質系サイディング樹脂サイディング各サイディングの特徴を踏まえた上で金属サイディングを用いるかどうか判断したい方も多いのではないでしょうか？ここでは、金属サイディング以外のサイディングについて解説します。気になる方は一度チェックしてください。

窯業系サイディング

窯業系サイディングはセメントに繊維を配合し、窯で仕上げたサイディング。地震や衝撃に強いです。種類が豊富な点も特徴に挙げられます。住宅のデザインにこだわりたい方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか？注意点として、耐水性が低く、定期的にメンテナンスを行わなければならないことです。また、蓄熱性が高いため、夏になると暑さを感じやすいかもしれません。

木質系サイディング

木質系サイディングは天然の木を塗装したサイディング。自然そのものの質感を感じやすいです。断熱性に優れているのに加え、環境に優しい点もメリットに挙げられます。防火性が低く、腐食しやすいため、木質系サイディングを用いる際は注意してください。

樹脂サイディング

樹脂サイディングは塩化ビニル樹脂を用いたサイディング。金属サイディングに比べ、軽量な点が特徴に挙げられます。塩害・凍害に強い点もポイントです。また、変色や色褪せに強く、外壁塗装の頻度を少なくしやすい点もポイント。デメリットとして、デザインに限りがあるのに加え、施工業者が少ない点が挙げられます。デザインに限りがあるものの、住宅のメンテナンスにかかる手間を少しでも減らしたいと感じている方は一度チェックしてはいかがでしょうか？

金属サイディングを用いた施工のポイント

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどで金属サイディングを用いるかどうか判断するポイントが複数存在します。金属サイディングを用いるかどうか判断する主なポイントは以下の通り。住宅のコンセプト・テーマどのくらいの予算を用意できるか周囲の景観を損なわないか自然災害による被害を最小限に抑えたいかどうかどの地域に住んでいるかメンテナンスの頻度を少なくしたいかどうかセルフクリーニング機能がついているかどうかここでは、新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどで金属サイディングを用いるかどうか判断するポイントについて取り上げます。

住宅のコンセプト・テーマ

住宅のコンセプト・テーマを明確にした上で金属サイディングを用いるかどうか判断しましょう。金属サイディングのデザインによっては、住宅のコンセプト・テーマに適していないかもしれません。自分だけで住宅のコンセプト・テーマを決めるのではなく、家族と話し合い、一体どのような住宅に住みたいか把握することも重要です。

どのくらいの予算を用意できるか

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどで納得のいく施工を行うためには、どのくらいの予算を用意できるかも重要。予算によっては、金属サイディング以外の外壁材もチェックしなければなりません。業者に予算に関する悩みを相談し、納得のいくプランを決めましょう。

周囲の景観を損なわないか

外壁材に金属サイディングを用いることで周囲の景観を損なわないかチェックしてください。周囲の景観を損なうことにより、近隣住民との間でトラブルが発生するかもしれません。近隣の住宅などのデザインをチェックし、金属サイディングが周囲の景観に馴染むことを判断した上で施工を進めることが重要。また、区市町村の景観条例に配慮した上で新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを進める必要があります。

自然災害による被害を最小限に抑えたいかどうか

自然災害による被害を最小限に抑えたいかどうかも金属サイディングを用いるポイント。地震などの災害はいつ発生するか分かりません。住宅を揺れにくくしたいと感じている場合、外壁・屋根の軽量化を図ることをおすすめします。

どの地域に住んでいるか

どの地域に住んでいるかを踏まえた上で金属サイディングを用いるかどうか判断しなければなりません。寒冷地の場合、金属サイディングで凍害対策を行うことも選択肢の1つに挙げられます。また、海岸に近い場所の場合、金属サイディング以外の外壁材を用いることで塩害対策を行うかどうか検討することをおすすめします。

メンテナンスの頻度を少なくしたいかどうか

メンテナンスの頻度を少なくしたいかどうかを踏まえ、金属サイディングを用いるかどうか判断することが重要。

セルフクリーニングの機能がついているかどうか

外壁などについた汚れなどにより、住宅の雰囲気が変わります。雨水で汚れを落としやすくするセルフクリーニングの機能がついた金属サイディングが存在します。

金属サイディングをどのタイミングでメンテナンスすれば良いか

金属サイディングを一体どのタイミングでメンテナンスすれば良いか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか？思い入れのある住宅に長く住み続けるためにも、メンテナンスのタイミングを押さえることが重要です。ここでは、金属サイディングを一体どのようなタイミングでメンテナンスする必要があるかについて解説します。