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事前に押さえておきたい、樹脂サイディングの後悔とは?|平塚・株式会社いらか|

事前に押さえておきたい、樹脂サイディングの後悔とは?

 

住宅は年数の経過と共に劣化していきます。
成田 崇
成田 崇

外壁は建物の雰囲気や寿命に関わるポイントです。

建物ごとに使用されている外壁材が異なります。

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際、

どの外壁材が用いられているかまたはどの外壁材に交換するかを意識することが重要。

使用されている外壁材が著しく劣化しているため、外壁材を交換したいと感じている方が多いのではないでしょうか?

選んだ外壁材によって後悔しないようにしなければなりません。

この記事では、事前に押さえておきたい樹脂サイディングにおける後悔について解説します。

近いうち、新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを予定している方は一度参考にしてください。

 

樹脂サイディングとはそもそも何か

樹脂サイディングとは、塩化ビニル樹脂を主原料とした外壁材。

塩化ビニル樹脂は熱可塑性プラスチックの1種です。

アメリカ・カナダでは、多くの住宅に用いられています。

樹脂サイディングに関する後悔

樹脂サイディングを用いたことにより、一体どのような後悔を感じた方がいるのか疑問に感じているのではないでしょうか?

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際、

他の方が外壁材で一体どのような後悔を感じたか押さえておく必要があります。

樹脂サイディングに関する後悔として、主に以下のものが挙げられます。

施工費が高額 樹脂サイディングのデザインが少ない

樹脂サイディングの扱いに慣れている業者が少ない ここでは、

樹脂サイディングに関する後悔について解説するので、気になる方はチェックしてください。

施工費が高額

樹脂サイディングを新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどに用いる場合、

施工費が高額になります。 メンテナンス費用が抑えられるため、

長期的に見るとコストが少なくなるかもしれません。

外壁材に樹脂サイディングを用いる場合、

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどに用いる場合、施工費が高額になることを意識してください。

樹脂サイディングのデザインが少ない

デザイン・色が少ない点も後悔する理由。

樹脂サイディングは複雑なデザインを再現できません。

また、日本国内での普及率が低く、製造しているメーカーが少ないです。

樹脂サイディングのデザイン・色を踏まえた上で施工を進めましょう。

樹脂サイディングの扱いに慣れている業者が少ない

日本国内での普及率が低いため、

樹脂サイディングの扱いに慣れている業者が少ない点も後悔する理由の1つ。

人によっては、樹脂サイディングの扱いに慣れている業者を探すのに時間がかかるかもしれません。

また、樹脂サイディングを取り扱った経験がある業者を見つけたとしても、

扱いに慣れていない可能性がある点に注意してください。

季節ごとに樹脂サイディングの材質が変化するため、施工方法が変わります。

樹脂サイディングを用いた新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際、十分な技術が求められます。

外壁材に樹脂サイディングを用いるメリット

建物の外壁に樹脂サイディングを用いるメリットは一体何か気になっている方も多いのではないでしょうか?

各外壁材ごとに異なるメリットがあります。

気になる外壁材を見つけた場合、どのようなメリットがあるかを踏まえ、施工に用いるかどうか判断しましょう。

樹脂サイディングのメリットは以下の通りです。

寿命が長い 軽量 カバー工法に適している 防水性に優れている 塩害・凍害を対策しやすい 変色しにくい メンテナンスの頻度が少ない ここでは、樹脂サイディングのメリットについて解説します。

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを予定している方は一度参考にしてください。

寿命が長い

樹脂サイディングは寿命が長いです。 変形やひび割れが生じにくいため、

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを予定している方は樹脂サイディングを用いるか検討してはいかがでしょうか?

軽量

軽量のため、建物の耐震性を向上させやすい点もメリット。

建物の重量が重くなればなる程、耐震性が低下します。

地震による被害を最小限に抑えたいと感じている方は、

樹脂サイディングを選択肢に入れるかどうか検討してください。

カバー工法に適している

樹脂サイディングは軽量のため、カバー工法に適しています。

建物のメンテナンスをカバー工法で進める場合、樹脂サイディングを一度チェックすることをおすすめします。

防水性に優れている

防水性・撥水性に優れている点も樹脂サイディングを用いるメリット。

水分を含む汚れが樹脂サイディングにつきにくいです。 また、砂などの汚れは水をかけると落とせます。

塩害・凍害を対策しやすい

塩害・凍害に強い点も樹脂サイディングを用いるメリットに挙げられます。

建物のメンテナンスを行う際、塩害・凍害を対策しなければなりません。

弾力性に優れているため、凍結してひび割れが発生しにくいです。

樹脂サイディングは海浜地域・寒冷地域に適しています。

変色しにくい

材料に色がついているため、変色しにくい点もメリットに挙げられます。

建物の外壁を少しでも長く綺麗に保ちたいと感じている方は、

樹脂サイディングを用いるか検討してはいかがでしょうか?

メンテナンスの頻度が少ない

樹脂サイディングを用いることにより、メンテナンスの頻度を抑えられます。

メンテナンス費用を少しでも抑えたい方は樹脂サイディングを用いるかどうか検討することをおすすめします。

樹脂サイディングで後悔しないためのポイント

樹脂サイディングを用いた建物のメンテナンスで後悔しないためには、

一体どのような対策を行う必要があるか気になっているのではないでしょうか?

後悔しないためのポイントとして、主に以下のものが挙げられます。

樹脂サイディングの扱いに慣れている業者に依頼する 建物のコンセプト・テーマを明確にする 立地条件を考慮する

ここでは、樹脂サイディングを用いた建物のメンテナンスで後悔しないためのポイントについて取り上げます。

樹脂サイディングの扱いに慣れている業者に依頼する

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどで後悔しないためにも、

樹脂サイディングの扱いに慣れている業者に依頼しましょう。

建物の雰囲気・テーマを明確にする

建物のコンセプト・テーマを明確にし、

樹脂サイディングのデザイン・色が雰囲気・テーマに適しているかどうか検討することも重要。

選択する外壁材は建物のコンセプト・テーマによって変わります。

また、樹脂サイディングのデザイン・色が周囲の景観に馴染んでいるかもポイントです。

建物のデザインによっては、周囲の景観が損なわれてしまう可能性があるかもしれません。

近隣住民との間でトラブルを避けるためにも、

区市町村の景観条例をチェックした上で樹脂サイディングのデザイン・色を用いるかどうか判断してください。

立地条件を考慮する

立地条件も樹脂サイディングを用いて後悔しないためのポイント。

海辺に近いかどうかをはじめ、凍結が発生しやすいか・地震が発生しやすいかなどをチェックし、

樹脂サイディングを用いるかどうか判断することも重要です。

樹脂サイディングを製造しているメーカー

樹脂サイディングを用いて新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際、

外壁材を製造しているメーカーをチェックすることをおすすめします。

樹脂サイディングを製造している主なメーカーは以下の通り。

旭トステム外装 ゼオン化成 エポックス PLY-GEM ニチハ 人によっては各メーカーの特徴などについて疑問に感じているのではないでしょうか?

ここでは、樹脂サイディングを製造している主なメーカーに加え、製造・販売している樹脂サイディングの特徴について紹介します。

旭トステム外装

旭トステム外装とは、旭硝子とトステムの外装事業が統合したことにより、誕生したメーカー。

「きれいな壁。」をコンセプトにしています。

営業品目として、外壁材・硝子繊維製品・建築用硝子・建築用塗料などが挙げられます。

旭トステム外装が製造している樹脂サイディングはWALL-J。

WALL-Jは変色・衝撃・凍害に強いです。 30年保証が付いています。

また、洋風住宅に適したラップ調サイディングのデザインもWALL-Jの特徴。

バリエーションとして、以下のものが挙げられます。 グランドリバー オレゴンプライド セントリー バリエーションによって、施工できるエリアが異なります。 WALL-Jを用いて新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際、どのバリエーションが施工できるかチェックしてください。

ゼオン化成

ゼオン化成は1981年に設立されたメーカー。 「Ecology & Amenityをキーワードに社会に貢献すること」を掲げ、さまざまな製品を製造・販売しています。 取り扱っている製品として、建築材料・高性能フィルム・物流資材などが挙げられます。 ゼオン化成が製造・販売している樹脂サイディングはゼオンサイディング。 耐久性をはじめ、耐熱性・防火性に優れています。 ラップ式なので、縦目地が入らず、綺麗な外観に仕上げられます。 また、レンガスタイルや他の素材と組み合わせることにより、独自のデザインに仕上げられる点もゼオンサイディングのメリット。 横張りのデザインだけでなく、縦張りのデザインも存在します。 リフォームの際、胴縁下地が必要ないので、ゼオンサイディングを用いるかどうか検討してはいかがでしょうか?

エポックス

エポックスは愛知県・岐阜県・三重県・静岡県で施工を行っているメーカー。 施工例の見学会を随時開催しているため、樹脂サイディングの施工事例を実際に確かめることができます。 事前予約を行えば、近郊のお客様に訪問できるのも特徴に挙げられます。 エポックスが製造している樹脂サイディングは永久美人。 永久美人には、メーカー保証30年のチタン配合樹脂が用いられています。 変色をはじめ、塩害・酸性雨などによるサビなどを対策できます。 顔料が練り込まれているため、色落ちなどがしない点もメリット。

PLY-GEM

PLY-GEMは樹脂サイディングを数多く扱っているアメリカのメーカーです。 日本では、Masticシリーズがよく用いられています。

ニチハ

ニチハは窯業系外装材の製造および販売をはじめ、金属系外装材の販売やハードボード・各種建築材料の販売を行っているメーカー。 「お客さま本位の姿勢」「創意開発」「明るい風通しのよい職場づくり」の考えに基づき、製品の開発・サービスの提供を心掛けています。 ニチハが製造している樹脂サイディングはモエンエクセラードです。 樹脂系から窯業系までさまざまなバリエーションが存在する点が特徴。 超高耐候塗料のプラチナコートが用いられているモエンエクセラードの場合、色褪せを対策できます。 再塗装の時期を延ばすことでメンテナンスの頻度を減らしやすくなります。 また、マイクロガードが用いられているモエンエクセラードは雨水で汚れを落とすことが可能。 雨筋汚れに強い点が特徴に挙げられます。 雨筋汚れに悩まされている方はモエンエクセラードをチェックしてください。

樹脂サイディングの相場

樹脂サイディングの相場は約8,000~10,000円/㎡。 1回の施工で約100万~300万円かかります。

樹脂サイディングのメンテナンス方法

樹脂サイディングのメンテナンス方法は複数存在します。 メンテナンス方法は以下の通り。 外壁塗装 カバー工法 張り替え ここでは、樹脂サイディングのメンテナンス方法について取り上げます。

外壁塗装

外壁塗装は新しい塗料を外壁に塗装する施工を指します。 費用を抑えられる点がメリットです。 樹脂サイディングの状態によっては、外壁塗装で対応できない場合もあるため、メンテナンスを行う際は注意してください。

カバー工法

カバー工法は既存の外壁材の上に新しい樹脂サイディングを重ね張りする施工。 建物の雰囲気を変えられるのに加え、張り替えに比べて費用を抑えられる点が特徴に挙げられます。 樹脂サイディング・金属サイディングが外壁材に用いられている場合、樹脂サイディングを用いたカバー工法ができない点に注意しなければなりません。

張り替え

張り替えとは、既存の外壁材を剥がした後、樹脂サイディングを張り付ける施工です。 施工の規模が大きくなるため、費用がかかります。 断熱改修などを同時に行える点がメリット。

樹脂サイディングの張り替えをDIYで対処できるか

人によっては、樹脂サイディングの張り替えをDIYで済ませたいと感じているのではないでしょうか? 高所での作業が伴うのに加え、専門的な知識・技術が求められるので、業者に樹脂サイディングの張り替えなどを依頼することをおすすめします。

樹脂サイディングを用いたメンテナンスを行う業者の選び方

樹脂サイディングを用いた新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際、信頼できる業者に依頼することが重要。 数ある業者の中から信頼できる1社に依頼するためにも、情報収集を行いましょう。 業者を選ぶポイントとして、以下のものが挙げられます。 口コミの内容 創業年・設立年 過去の施工事例 在籍しているスタッフ スタッフの対応 点検を細かく行うか 見積書に記載されている内容 進捗状況を報告するか 保証内容 施工エリア ここでは、業者の選び方について解説します。 新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを予定している方はチェックしてください。

口コミの内容

気になる業者を見つけたら、口コミの内容を細かくチェックすることをおすすめします。 依頼人が一体どのような点に満足しているか・不満を感じた点は何かなどを踏まえ、相談するかどうか判断することが重要。

創業年・設立年

多くの方が新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどの経験が豊富な業者に任せたいと感じているのではないでしょうか? 創業年・設立年から樹脂サイディングに関する知識・技術が豊富かどうか判断することをおすすめします。

過去の施工事例

気になる業者を見つけたら、業者の公式サイトに掲載されている過去の施工事例をチェックし、依頼するかどうか判断してください。 施工の写真だけでなく、施工内容・工期・費用などを把握することが重要です。

在籍しているスタッフ

どのようなスタッフが在籍しているかも業者を選ぶ決め手。 取得している資格などをチェックし、納得のいく施工を行うか判断しましょう。

スタッフの対応

相談・見積りなどの際におけるスタッフの対応が適切かどうかを踏まえ、契約を交わすことが重要です。 分かりやすい言葉で樹脂サイディングなどについて説明するか・専門用語を多用しないか・不安を煽って契約を急かさないかなどをチェックしてください。

点検を細かく行うか

業者が点検を細かく行うかどうかチェックする必要があります。 点検は建物の状態や適切な施工は一体何かなどを把握するために行われます。

見積書に記載されている内容

業者が作成した見積書に一通り目を通した上で契約を交わしましょう。 記載されている内容に問題がないかチェックすることが重要。 主にチェックするポイントは以下の通りです。 使用する樹脂サイディングの種類 樹脂サイディングの数量 樹脂サイディングの単価 樹脂サイディングの単位 費用が相場の範囲内か 費用の内訳 足場の設置費用 足場をどのくらい設置するか 保証期間 業者の所在地 見積書で分からないことがある場合、業者に質問することをおすすめします。 トラブルを避けるためにも、分からないことを解決してください。

進捗状況を報告するか

樹脂サイディングを用いたメンテナンスを行う際、進捗状況を報告するかもチェックするポイント。 施工がどのくらい進んでいるかなどを把握したい方も多いのではないでしょうか? 進捗状況で分からないことがある場合、業者に質問することをおすすめします。

保証内容

新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを終えた後も定期的にメンテナンスを行わなければなりません。 業者が一体どのような保証を用意しているかチェックし、依頼するかどうか判断することが重要です。 業者によって保証内容が変わってくるため、樹脂サイディングを用いたメンテナンスを予定している方は注意してください。

施工エリア

施工エリアは業者によって異なります。 施工エリア外からの依頼を受け付けていない業者も存在します。 樹脂サイディングを用いたメンテナンスを行う際、業者の施工エリアもチェックしてください。

まとめ

樹脂サイディングに関する後悔として、費用が高額な点やデザインが少ない点などが挙げられます。 デメリットだけでなく、寿命が長い・軽量・防水性に優れているなどのメリットも存在します。 外壁材によって、メリット・デメリットが異なるので、新築住宅の施工・リノベーション・リフォームなどを行う際は外壁材を慎重に選ぶことが重要。 納得のいく施工にするためにも、信頼できる業者に樹脂サイディングなどについて相談してはいかがでしょうか?

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。