2024年08月28日
モルタル外壁にひび割れ?!その修理方法とは?
住宅の雰囲気に関わる箇所の1つに外壁が挙げられます。
どのような外壁材が用いられているかは住宅によって異なります。
住宅のメンテナンスを行う際、どのような外壁材などが用いられているかなどを意識するのが重要。
多くの住宅にモルタル外壁が用いられています。
今回はひび割れしたモルタル外壁の修理方法について解説します。
目次
モルタル外壁とは
モルタル外壁はセメント・砂・水を混ぜ合わせて作られた外壁材。
住宅の外壁に多く用いられています。
乾燥前は柔らかくて扱いやすいです。
乾燥後は独特の色味が出るのが特徴。 住宅によっては、玄関などに用いられている場合もあります。
デメリットに防水性が高くないことが挙げられます。
モルタル外壁の修理方法
モルタル外壁を一体どのように修理するのか気になっている方が多いのではないでしょうか?
主な修理方法として、以下のものが挙げられます。
・補修材
・業者に依頼
ここでは、ひび割れしたモルタル外壁の修理方法について紹介するので、
住宅のメンテナンスについて関心のある方は参考にしてください。
補修材
補修材を用いてひび割れしたモルタル外壁を修理できます。
人によっては、DIYで済ませようとしているのではないでしょうか?
浅いひび割れの場合はDIYで対処することが可能。
業者に依頼するのに比べ、費用を抑えられるのがメリットです。
業者に依頼
深いひび割れや破損している箇所がある場合、業者にモルタル外壁の修理を依頼する必要があります。
ひび割れが小さくても、住宅自体が著しく劣化している可能性も十分あるので、業者に一度点検を依頼するのが重要。
住宅によっては、高所にひび割れが発生しているかもしれません。
高所での作業は転落などのリスクが伴います。
DIYでひび割れしたモルタル外壁の修理を行おうとしている方は手の届く範囲で作業を行ってください。
モルタル外壁が劣化しているかどうかを判断するポイント
モルタル外壁が劣化しているのを見つけ次第、できる限り早めに対処するのが重要。
ひび割れ以外に劣化しているかどうかを判断するためのポイントは一体何か疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
見分けるポイントとして、以下のものが挙げられます。
・モルタル外壁の色褪せ
・チョーキング
・カビ
・コケ
・仕上げ材の浮き
・剥がれ
ひび割れ以外にもチェックしないといけないものが複数存在するので、
住宅のメンテナンスを行う際は注意してください。
ここでは、モルタル外壁が劣化しているかどうかを判断するポイントについて解説します。
モルタル外壁の色褪せ
モルタル外壁の表面が劣化すると、色褪せや変色が起きます。
色褪せが酷ければ酷い程、塗料の性能が十分発揮されていないので注意が必要。
住宅の状態をチェックした際、モルタル外壁の表面が色褪せているのを確認したら、メンテナンスを検討してください。
チョーキング
チョーキングはモルタル外壁に触れた際、白い粉がつくことです。
塗料の顔料が粉状になっていることでチョーキングが発生します。
防水性が低下しているため、外壁塗装を検討するのが重要。
顔料は雨風や紫外線などによって劣化します。
カビ・コケ
モルタル外壁にカビ・コケ・藻が発生しているかどうかもチェックするポイントに挙げられます。
防水性が低下してしまうと、湿気が多くなりやすいです。
仕上げ材の浮き・剥がれ
モルタル外壁が著しく劣化していると、仕上げ材の浮き・剥がれが発生している可能性があるので、注意が必要。
仕上げ材の浮き・剥がれを見つけたら、いち早くモルタル外壁の修理を進めましょう。
モルタル外壁の修理を行う業者の選び方
モルタル外壁の修理をDIYで済ませるのは不安だと感じている方が多いのではないでしょうか?
修理を行うためには、知識や技術が必要です。
ここでは、モルタル外壁の修理を行う業者の選び方について紹介します。
過去の施工事例
気になる業者を見つけたら、公式サイトに掲載されている過去の施工事例をチェックしてください。
写真だけでなく、施工内容や工期などを踏まえ、依頼するかどうか判断するのが重要。
どのようなスタッフが在籍しているか
業者に一体どのようなスタッフが在籍しているかも選ぶ決め手です。
取得している資格などに目を通した上で業者に相談しましょう。
保証内容
モルタル外壁の修理が済んだ後も定期的に住宅のメンテナンスを行わなければなりません。
不具合が発生した際に備え、保証内容をチェックすることをおすすめします。
見積もり内容
業者が作成した見積書を確認した上で契約を進めることになります。
使用する部材や費用の内訳など、分からないことがある際は業者に質問してください。
分からないことをそのままにしておくと、後でトラブルに発展するかもしれません。
費用が相場より極端に高いまたは安くないかも業者選びのポイントです。
まとめ
モルタル外壁にひび割れが発生しているのを目にした際、いち早く修理を進めましょう。
場合によっては想像以上に劣化しているかもしれません。
また、高所での作業は転落などのリスクがあるので、DIYで済ませる際は手の届く範囲で作業を行う必要があります。
住宅のメンテナンスを適切に行うためにも、信頼できる業者に一度相談してください。
業者から適切なアドバイスを受け、住宅に関する疑問を解消することが重要です。
この記事を書いた人
成田 崇
- 瓦ぶき2級技能士
- 瓦屋根工事技士
- 瓦屋根診断技士
【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行
〇かわらぶき2級技能士とは?
瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。
〇瓦屋根工事技士とは?
国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。
〇瓦屋根診断技士とは?
国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。
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