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塗装などを目的に足場だけ組んでもらうことができるのか?足場を組む際のポイントについて解説|平塚・株式会社いらか|

塗装などを目的に足場だけ組んでもらうことができるのか?足場を組む際のポイントについて解説

成田 崇
成田 崇
住宅の塗装・補修をDIYで済ませるために業者に足場だけ組んでもらうことができるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?

塗装・補修の内容によっては、高所の作業が必要です。

高所での作業を進めていくために足場などの準備を行わなければなりません。

 

 

今回は、塗装・補修などを目的に足場だけ組んでもらうことができるのかどうかについて解説します。

屋根塗装・外壁塗装などに関心を持っている方は一度参考にしてください。

 

目次

足場だけ組んでもらうことができるのか

塗装・補修などを目的に足場だけ組んでもらうことができます。

業者に依頼する理由は人によって異なります。

 

足場だけ組んでもらう理由

業者に足場だけ組んでもらう理由は一体何か気になっている方も多いのではないでしょうか?

主な理由として、以下のものが挙げられます。

・塗装・補修をDIYで済ませたい

・高い植木の剪定を行いたい

・エアコン室外機を設置したい

ここでは、業者に足場だけ組んでもらう主な理由について解説します。

住宅のメンテナンスに関心のある方はチェックしてください。

 

塗装・補修をDIYで済ませたい

住宅の塗装・補修をDIYで済ませるために足場だけ組んでもらう方もいます。

DIYの場合、自分のスケジュールに合わせて施工を行えます。

業者が出入りすることがないため、普段通り生活できるのもメリットの1つ。

また、住宅の塗装・補修にかかる費用を安く抑えられる場合があります。

 

高い植木の剪定を行いたい

高い植木を剪定するのも業者に足場だけ組んでもらう理由の1つに挙げられます。

剪定するメリットは以下の通り。

・植木の生育を促す

・植木の害虫・枝枯れの予防

・日当たりを良くする

・風通しを良くする

・住宅の景観を良くする

高い植木の剪定を怠ると、植木の生育などに問題が発生する可能性があるので、注意しなければなりません。

日当たりや風通しだけでなく、住宅の景観にも関わっています。

少しでも長く植木を育てたいと感じている方は剪定を定期的に行ってください。

 

エアコン室外機を設置したい

エアコン室外機を設置するのも足場だけ組んでもらう理由です。

エアコンの性能を保つためには、エアコン室外機を一体どこに設置するか検討しなければなりません。

住宅によっては、高所にエアコン室外機が設置されています。

室内で快適に過ごすためにエアコン室外機を設置する際のポイントについて気になっている方も多いのではないでしょうか?

エアコン室外機の設置場所のポイントとして、以下のものが挙げられます。

・エアコン室外機の周りにスペースを十分確保する

・エアコン室外機の前に物を置かない

・直射日光・雪を防ぐ

十分なスペースを確保できないと、エアコン室外機に熱がこもりやすくなります。

また、エアコン室外機の前に物が置いてあると、冷房・暖房に支障をきたす可能性があるので注意してください。

直射日光が当たると、冷房の効率が悪くなるので、日除けを設置することも重要です。

また、雪が空気の吸い込み口・吹き出し口を防ぐ可能性があります。

 

足場が必要な理由

住宅の塗装・補修などを行う際、足場が必要な理由について押さえましょう。

主に以下の理由が挙げられます。

・安全の確保

・施工の品質を保つため

・施工を効率よく進めるため

・近隣の建物に配慮するため

ここでは、足場が必要な理由について解説するので、

DIYで住宅の塗装・補修などを検討している方はチェックしてください。

 

安全の確保

住宅の塗装・補修などを行う際、安全を確保するのが足場を組む理由。

高所での作業は転落や工具の落下などのリスクが伴います。

予想外の事故が発生する可能性を最小限に抑えるためにも、高所での作業が必要になった際は足場を組まなければなりません。

 

 

施工の品質を保つため

施工の品質を保つのも理由に挙げられます。

高所で作業する際、足場がないと施工の品質を保つのが難しくなります。

 

施工を効率よく進めるため

梯子や脚立に比べ、効率よく施工を進められるのも足場を組む理由の1つ。

住宅の塗装・補修などを行う際、

梯子や脚立を移動させる手間を少しでも減らしたいと感じている方が多いのではないでしょうか?

 

近隣の建物に配慮するため

飛散防止ネットを取り付けるために足場を組みます。

塗料やホコリなどが近隣の建物に飛散すると、トラブルが発生する可能性があります。

トラブルを避けるためにも、飛散防止ネットを取り付けてください。

 

足場の種類

住宅の塗装・補修などをDIYで済ませることを目的に足場だけ組んでもらう方の中には、

足場の種類について知りたい方もいるのではないでしょうか?

高所での作業に用いられる足場の種類は複数存在します。

主に以下の3つが住宅の塗装・補修などに用いられます。

・ビケ足場

・パイプ足場

・単管ブラケット足場

それぞれ違った特徴があるため、住宅の塗装・補修などを行う際は場所によって足場を使い分けなければなりません。

ここでは、足場の種類について取り上げます。 住宅のメンテナンスなどに関心のある方は一度参考にしてください。

 

ビケ足場

ビケ足場は部材の接続部分にくさびを打ち込んで組み立てる足場。

組み立てから解体まで早く済ませられるだけでなく、安全性が高いです。

鉄パイプを一定間隔で支柱として立てた後、水平材や斜材を固定して組み上げます。

複雑な形状の建物や狭い場所に対応できないため、

住宅の塗装・補修などをDIYで済ませたいと感じている方は注意してください。

 

パイプ足場

パイプ足場は鉄パイプを用いた足場。 費用を安く済ませられるのに加え、

狭い場所に組めるのがメリットに挙げられます。

安全性が低いのに加え、塗料の缶などを置く場所を確保できないのがデメリットです。

 

単管ブラケット足場

単管ブラケット足場は単管パイプをブラケットで固定した後、足場板を敷いた足場。

複雑な形状の建物や狭い場所に対応できるのがメリットに挙げられます。

パイプ足場に比べ、安全性に優れています。

高さなどを細かく調整できるので、作業内容に合わせて足場を作れるのもポイント。

ブラケットの取り付けに手間がかかるため、足場を組むのに時間がかかるのが単管ブラケット足場のデメリットです。

 

足場だけ組んでもらう際にかかる費用

足場を組み立てる際にかかる費用は1㎡あたり約700~1,100円。

足場面積と施工単価で算出されます。

住宅の大きさや階数によって費用が変わってくるので、

DIYで住宅の塗装・補修などを予定している方は注意しなければなりません。

 

足場だけ組んでもらう際にかかる費用の内訳

業者に足場だけ組んでもらう場合、

一体どのような費用がかかるのか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?

住宅の塗装・補修などをDIYで行う際は足場の費用について知っておくことも重要。

主に以下の費用がかかります。

・運営費

・人件費

・交通費

・中間マージン

住宅のメンテナンスを予定している方に向けて、足場だけ組んでもらう際にかかる費用の内訳について解説します。

気になる方は一度参考にしてください。

 

運営費

足場を組む際にかかる運営費は業者の維持費・保険料などが含まれます。

相場は約2万~5万円。

 

人件費

人件費は足場を組む際だけでなく、解体する際にも必要な費用です。

施工を行う人数によって、人件費が変わってきます。

1人あたり1日約2万円が相場。

 

交通費

業者に足場だけ組んでもらう際、交通費も発生します。

往復で約1万円が相場です。 組む際だけでなく、解体する際も交通費がかかる点に注意してください。

 

中間マージン

塗装業者などが足場専門業者に依頼する際、中間マージンが発生します。

自社施工できる業者の場合、中間マージンがかかりません。

業者によって、中間マージンが変わってくるので注意が必要。

足場を組む費用を少しでも抑えたいと感じている方は、自社施工できるかチェックしてください。

 

足場を組む費用が高くなる要因

住宅によっては、足場を組む費用が想像以上に高くなる可能性があります。

一体どのような理由で費用が高くなるか気になっている方も多いのではないでしょうか?

住宅の大きさや階数以外に高くなる要因として、以下のものが挙げられます。

・立地

・階段を上らないといけない住宅

・屋根足場が必要になる住宅

・道路使用許可・占用許可が必要な場合

・敷地が狭い住宅

ここでは、足場を組む費用が高くなる要因について解説します。

 

立地

住宅によっては、足場を組むのが難しい立地に建っている場合があります。

立地条件次第で足場を組む費用が高くなるので注意が必要。

足場を組む費用が高くなる立地条件として、主に以下のものが挙げられます。

・急な傾斜地に建っている住宅

・近隣住宅との距離が近い住宅

 

階段を上らないといけない住宅

階段を上らないといけない住宅の場合、足場を運搬するのが難しくなります。

運搬が難しくなるのに伴い、足を組む費用が高くなるので注意してください。

 

屋根足場が必要になる住宅

屋根の勾配が急な場合、屋根足場が必要です。

足場を組む費用が高くなる要因の1つに屋根足場を組まないといけないかどうかが挙げられます。

 

道路使用許可・占用許可が必要な場合

足場を組む際、道路上に作業車両を停車させます。

駐車禁止区域や交通の多い道路の場合、道路使用許可を取得しなければなりません。

また、道路に足場の一部が出ると、道路占用許可が必要です。

道路使用許可・占用許可を取得するかどうかによって、足場を組む費用が変わってきます。

 

敷地が狭い住宅

住宅の敷地が狭いと、足場の搬入や組み立てが難しくなります。

搬入や組み立ての手間がかかるのに伴い、足場を組む費用が高くなるので注意してください。

 

足場で住宅の塗装・補修を行う際に必要な準備

業者に足場だけ組んでもらった後、

住宅の塗装・補修を行う際に一体どのような準備が必要になるか気になっているのではないでしょうか?

動きやすさや安全性を意識した服装で施工を進める必要があります。

足場で住宅の塗装・補修を行う際は主に以下の物を準備してください。

・作業服

・作業用手袋

・作業靴

・ヘルメット

ここでは、足場で住宅の塗装・補修を行う際の服装について解説します。

 

作業服

長袖長ズボンの作業服で住宅の塗装・補修を行います。

汚れても良い服装で施工を進めるのが重要。

気になる作業服を見つけたら、動きやすいかどうかチェックしてください。

 

作業用手袋

道具などが滑らないようにするために作業用手袋をつけて施工を進めましょう。

気になる作業用手袋を見つけた際、滑り止めがついているかどうかチェックすることが重要です。

 

作業靴

足場で作業をする際、滑りにくい作業靴を履いてください。

夏は暑くなるため、厚底の作業靴を履くことをおすすめします。

 

ヘルメット

安全対策のためにヘルメットを被り、住宅の塗装・補修を行う必要があります。

被り心地や通気性などをチェックし、自分に合ったヘルメットを購入しましょう。

 

足場だけ組んでもらう際の注意点

業者に足場だけ組んでもらう際、どのようなトラブルが発生する可能性があるか押さえてください。

ここでは、足場に関するトラブルについて解説します。

 

騒音

足場の組み立て・解体時に騒音が発生する可能性があります。

近隣住民に挨拶を事前に行い、足場の組み立て・解体を行うことを伝えましょう。

また、施工を行う時間を日中だけにすることで近隣住民に迷惑をかけないようにするのもポイントです。

 

不法侵入

不審者が足場を利用して不法侵入する可能性がある点に注意してください。

足場カバーや監視カメラを用いて、不審者の侵入を防ぐことが足場だけ組んでもらう際のポイントです。

 

器物損壊

足場の組み立て・解体を行う際、作業者のミスで敷地内の物が損壊してしまう可能性があります。

敷地内の物を安全な場所に移動させ、器物損壊を防ぐことも重要です。

 

敷地外への足場の設置

足場を敷地外に組んでしまうと、通行人や近隣住民に迷惑がかかります。

住宅によっては、敷地外に足場を組むことになるかもしれません。

敷地の持ち主が誰か分かっている場合、挨拶を行いましょう。

敷地外に足場を組む際は業者に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。

 

足場だけ組んでもらう業者を選ぶポイント

足場だけ組んでもらう業者を選ぶポイントは複数存在します。

トラブルを避けるためには、情報収集を十分行い、信頼できる1社を見つけなければなりません。

業者を選ぶ主なポイントとして、以下のものが挙げられます。

・過去の施工事例

・創業年・設立年

・在籍しているスタッフ

・スタッフの対応

・見積書に記載されている内容

・保証内容

・対応エリア

・口コミの内容

ここでは、足場だけ組んでもらう業者の選び方について紹介します。

気になる方は一度参考にしてください。

 

過去の施工事例

気になる業者を見つけたら、過去の施工事例をチェックすることをおすすめします。

施工の写真や施工内容などに一通り目を通した後、納得のいく施工を行うかどうか判断することが重要です。

 

創業年・設立年

足場の組み立て・解体に関するノウハウが豊富な業者に任せたいと感じている方が多いのではないでしょうか?

過去の施工事例に加え、創業年・設立年をチェックし、

長年にわたって足場の組み立て・解体に携わっているか判断してください。

業者によっては、歴史が浅い場合があります。

創業者のプロフィールや経営理念などから足場の組み立て・解体の経験が豊富かどうか判断することも重要です。

 

在籍しているスタッフ

どのようなスタッフが在籍しているかも業者を選ぶ決め手。

業者の公式サイトに掲載されているスタッフのプロフィールから取得している資格を把握し、依頼するか判断しましょう。

 

スタッフの対応

相談・見積りなどの際におけるスタッフの対応もチェックするポイントです。

コミュニケーションを取りやすいかどうかだけでなく、

分かりやすい言葉で説明するか・契約を急かさないかどうかなども踏まえ、契約を進めていくことになります。

スタッフが分からない専門用語を用いた場合、専門用語の意味を質問することをおすすめします。

分からないことをそのままにしておくと、後でトラブルに発展するかもしれません。

 

見積書に記載されている内容

見積書に施工内容について詳細に記載されているかどうかも業者を選ぶポイント。

チェックする内容として、主に以下のものが挙げられます。

・仮設工事

・枠組み足場

・メッシュシート

・防音シート

・単価と数が記載されているか

・費用が相場の範囲内か

・保証期間

・業者の所在地

業者によっては、工事費用一式と記載している場合があります。

工事費用一式と記載された見積書を目にした際、業者にどのような費用が含まれているか質問してください。

足場の組み立て・解体にかかる費用の相場を知りたい場合、相見積りを行いましょう。

 

保証内容

業者が一体どのような保証を用意しているかを把握した上で足場の組み立て・解体に関する相談を行うのが重要。

保証内容は業者によって異なります。

 

対応エリア

対応エリアも選ぶ決め手。 業者によって、対応エリアが異なります。

住宅から業者の所在地までの距離が遠いと、業者が訪れるのに時間がかかってしまうかもしれません。

 

口コミの内容

過去に依頼した方が一体どのような口コミを投稿しているかもチェックすることをおすすめします。

施工内容だけでなく、スタッフの対応などについて知ることができます。

 

足場だけ組んでもらうのではなく外壁塗装などを業者に任せるのも重要

住宅の塗装・補修などは知識や技術だけでなく、必要な道具を揃える必要があります。

施工の方法によっては、納得いかない仕上がりになる可能性もあるので、注意してください。

転落などのリスクを避けたいと感じている方は、信頼できる業者に住宅の塗装・補修などを任せることをおすすめします。

 

まとめ

業者に足場だけ組んでもらうことは可能。

住宅の大きさや階数だけでなく、立地条件によって費用が変わってきます。

また、足場を組み、住宅の塗装・補修などをDIYで済ませる際は安全対策を心掛けなければなりません。

高所での作業は転落などのリスクが伴います。

DIYに必要な道具を揃えるのが面倒・転落などの危険を避けたいと感じている方は、

業者に住宅のメンテナンスを任せることをおすすめします。

信頼できる業者に住宅の悩みを一度相談してはいかがでしょうか?

 

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。