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破風板の塗装を予定している方へ!かっこいい色の選び方について解説|平塚・株式会社いらか|

破風板の塗装を予定している方へ!かっこいい色の選び方について解説

成田崇
成田崇

住宅は雨風や紫外線などに晒され続けています。

時間の経過と共に劣化していくため、定期的にメンテナンスを行い、不具合を解消しなければなりません。

普段から住宅の状態に気を配り、塗装が色褪せていないかなどをチェックしましょう。

住宅のメンテナンスを行う上でチェックしておきたい箇所の1つに破風板が挙げられます。

人によっては破風板は一体どこなのか疑問に感じているのではないでしょうか?

今回は破風板の塗装を行う際のポイントについて解説します。

かっこいい色の選び方について取り上げるので、リノベーション・リフォームなどを予定している方は一度参考にしてください。

目次

破風板とは一体何か

破風板とは、屋根の切妻の端部を屋根勾配に沿って覆う板です。

屋根の端部を飾るだけでなく、住宅の安全を守るために用いられます。

破風板の役割は以下の通り。

・風の侵入を防止

・雨水が外壁に当たるのを防止

・防火性の向上

住宅の外観を周囲の景観に馴染まさせるだけでなく、風や雨水などによる被害を対策するのに役立ちます。

屋根は風や雨水の影響を受けやすい箇所です。

また、火災がいつ発生するか分からないため、破風板のメンテナンスを定期的に行いましょう。

火災が発生すると、家族だけでなく、近隣住民に被害が発生する可能性があります。

近隣住民との間にトラブルを避けることも住宅のメンテナンスを行う理由。

破風板の塗装を行うメリット

リノベーション・リフォームなどで納得のいく施工を行うためにも、

破風板の塗装は一体どのようなメリットがあるか押さえましょう。

主なメリットとして、以下のものが挙げられます。

・景観を美しく保つ

・住宅の保護に繋がる

・足場の設置費用の節約に繋がる

ここでは、各メリットについて取り上げます。

景観を美しく保つ

景観を美しく保てるのが破風板をかっこいい色で塗装するメリット。

時間の経過と共に破風板などが色褪せていきます。

塗装することにより、色褪せが気になりにくくなります。

住宅の保護に繋がる

破風板をかっこいい色に塗装することにより、風や紫外線などから住宅を保護できるのもメリット。

風や雨水の侵入を防ぐためにも、破風板のメンテナンスを行い、カビなどが発生するのを防ぎましょう。

足場の設置費用の節約につながる

破風板の塗装を外壁塗装と同時に行うことにより、足場の設置費用を節約できます。

リノベーション・リフォームなどの費用に足場の設置費用が挙げられます。

多くの方が住宅のメンテナンスにかかる費用を少しでも節約したいと感じているのではないでしょうか?

外壁塗装と同時に破風板の塗装を行うことで足場を設置する回数を減らせます。

結果、住宅のメンテナンスにかかる費用も抑えられます。

破風板だけでなく、雨樋などの状態も気になる方は業者に住宅の点検を依頼してください。

点検の結果を踏まえ、適切なメンテナンスを進めることが重要です。

破風板の塗装でかっこいい色の選び方

「破風板の塗装でかっこいい色を選びたいけど、どのように選べば良いか分からない。」

などの悩みを感じている方が多いのではないでしょうか?

どの色で塗装するかにより、住宅の雰囲気が変わります。

思っているような仕上がりにならないようにするためも、色を慎重に選びましょう。

数ある色の中から1色を選ぶためには、ポイントを押さえることが重要。

かっこいい色の選び方として、以下の方法が挙げられます。

・住宅のコンセプト

・サッシの色に合わせる

・雨樋の色に合わせる

・外壁の色に合わせる

・破風板を目立たせ過ぎない

・周囲の景観をチェックする

・カラーシミュレーションを行う

・色見本帳

・塗り板をチェックする

ここでは、破風板の塗装でかっこいい色の選び方について説明します。

住宅のコンセプト

破風板をかっこいい色で塗装する際、住宅のコンセプトに沿って行うことが重要です。

住宅のコンセプトによって、色の選択肢が変わってきます。

どのような住宅で暮らしたいか家族で一度話し合ってはいかがでしょうか?

家族の意見を参考にしつつ、破風板の色を決めてください。

サッシの色に合わせる

サッシの色をチェックし、破風板の色を選ぶことをおすすめします。

塗装により、住宅の雰囲気を損なうのを防ぎましょう。

雨樋の色に合わせる

雨樋の色に合わせて破風板の色を選ぶことで住宅全体の統一感を出せます。

破風板のメンテナンスを行う際、雨樋の状態もチェックしてはいかがでしょうか?

雨樋は雨水を地面に排水するための設備。

雨漏りの対策を行いたい方は雨樋の状態に気を配ることをおすすめします。

外壁の色に合わせる

外壁の色に合わせるのも破風板の色を選ぶポイントです。

外壁は住宅の雰囲気に関わる箇所。

破風板をかっこいい色に塗装する際、外壁の色褪せもチェックしてください。

破風板を目立たせ過ぎない

破風板は色褪せしやすいため、目立たせ過ぎないようにするのも色の選び方。

目立ちにくい色を選ぶことで色褪せなどを気になりにくくしましょう。

周囲の景観をチェックする

周囲の建物の色をチェックし、破風板の色を選ぶのも重要になってきます。

破風板などの塗装で周囲の景観を損なってしまうと、近隣住民との間にトラブルが発生する可能性があります。

破風板でかっこいい色を選ぶ際は周囲の景観に馴染みやすいかどうか意識してください。

カラーシミュレーションを行う

カラーシミュレーションを行い、破風板や外壁、屋根などの色を決めることをおすすめします。

カラーシミュレーションとは、専用のソフトで破風板などを複数のカラーパターンでシミュレーションすること。

インターネット上でもカラーシミュレーションを行えます。

近いうち、リノベーション・リフォームなどで破風板の塗装を行いたいと感じている方は

カラーシミュレーションを試してみてはいかがでしょうか?

仕上がりに近いイメージで破風板の色を検討できるのがカラーシミュレーションのメリットに挙げられます。

色見本帳・塗り板をチェックする

カラーシミュレーションだけでなく、色見本帳と塗り板を用いて破風板の色を決めるのも重要。

色見本帳は色のサンプルを見ることができます。 塗料メーカーが工務店に配布・貸し出しを行っています。

仕上がりに近い状態の色を選べるのが色見本帳のメリット。

色番号などを指定し、必要な塗料を発注できます。

塗り板とは、見本用サイズの板に塗料を塗った物を指します。

塗装した時の色味に近い色が出るのがポイント。

塗膜の質感もチェックできるので、塗り板でかっこいいと感じた色を一度チェックしてはいかがでしょうか?

また、晴れの日や曇りの日など、条件を変えながら塗り板を確認することも重要です。

時間帯によって、破風板の見え方が変わります。

かっこいい破風板の色

かっこいい破風板の色として、以下のものが挙げられます。

・黒

・茶色

・白

・グレー

サッシや雨樋などの色に合っているかどうかを踏まえ、どの色を選ぶか検討してください。

ここでは、かっこいい破風板の色について取り上げます。

黒は重厚感があるのに加え、落ち着いた雰囲気を演出できるのがメリットに挙げられます。

茶色

茶色は破風板に用いられる頻度が多い色。 北欧風の住宅や和風住宅など、さまざまな住宅に適しています。

 

白は爽やかな雰囲気を演出できます。 北欧風の住宅をはじめ、さまざまな住宅に適した色。 白系の色を用いて破風板などの塗装を行う際、ベージュやクリームなどの色もチェックしてはいかがでしょうか?

グレー

グレーはオシャレな雰囲気を演出できる色です。 ヨーロピアン住宅などに適しています。

アッシュ系の色は見る角度によって色味が違って見えやすいため、破風板などの塗装を予定している方は注意してください。

 

かっこいい色で破風板の塗装を仕上げる際のポイント

破風板の塗装をかっこいい色で仕上げる際、

どのようなポイントを押さえる必要があるか気になっているのではないでしょうか?

納得のいく施工にするためには、色の選び方だけでなく、塗装の方法も意識しなければなりません。

施工の方法によっては納得のいかない仕上がりになる可能性もあるので、注意してください。

主なポイントとして、以下のものが挙げられます。

・破風板の状態をチェックする

・カビなどを取り除く

・破風板の表面に細かい傷を付ける

・不陸が見られる箇所にパテ処理を行う

・塗料の粘度調整を行う

・重ね塗りを行う

・乾燥時間を守る

・どの道具で塗装するか検討する

ここでは、塗装を進める際のポイントについて説明します。

破風板の状態をチェックする

破風板の状態をチェックし、塗装が必要かどうか判断することになります。

状態に合わせてメンテナンスを進めることが重要。

カビなどを取り除く

ブツが混入するのを防ぐために破風板に付いているカビやホコリなどを取り除きましょう。

そのまま放置してしまうと、平坦な仕上がりになりません。

破風板の表面に細かい傷を付ける

塗装を行う前に破風板の表面に細かい傷を付けるのもポイント。

理由は塗料の密着性を良くするためです。

不陸が見られる箇所にパテ処理を行う

破傷風によっては不陸があるかもしれません。

不陸が見られる箇所をパテ処理を行ってから塗装を進めていきます。

不陸とは、凹凸があることを指します。

塗料の粘度調整を行う

塗料の粘度調整を行うのも破風板の塗装を行うポイント。

粘度が不十分な場合、耐候性の低下などの問題が発生します。

少しでも長く住宅を美しい状態に保つためには、塗料を扱うための知識が必要です。

重ね塗りを行う

3~4回の重ね塗りを行うのも破風板の塗装におけるポイント。

塗料を十分馴染ませるのが重ね塗りを行う理由です。

重ね塗りをした後、剥がれやムラなどがないかチェックします。

乾燥時間を守る

塗料の乾燥時間を守るのも破風板の塗装を進めるポイントの1つ。

乾燥時間は天候や気温によって変わります。

住宅のメンテナンスで破風板や外壁などを塗装する際は天候にも気を配ってください。

どの道具で塗装するか検討する

破風板の塗装に用いられる刷毛やローラーは数多く存在します。

納得のいく施工を行うためには、どの道具で塗装するかも検討しなければなりません。

破風板の状態によっては交換が必要

破風板が著しく劣化している場合、新しい破風板に交換する必要があります。

デザインや素材によって交換にかかる費用が変わってきます。

破風板のメンテナンスを材質に合わせて行うことが重要

破風板のメンテナンスを行う際、どのような材質なのかチェックしましょう。

材質の特徴を理解し、適切な施工を行うことが住宅を守ることにも繋がります。

破風板の材質として、以下のものが挙げられます。

木材系 モルタル 窯業系 ガルバリウム鋼板 新しい破風板に交換する際もどの材質の破風板を取り付けるか検討してください。

ここでは、破風板の材質について解説します。

木材系

 

 

木材系の破風板は自然な風合いが特徴に挙げられます。

雨風などの影響を受けやすく、木材系の破風板を取り付けている住宅は減っています。

モルタル

モルタルの破風板は外壁にモルタルが用いられている住宅に多く見られます。

下地の上にモルタルを塗って仕上げます。

窯業系

窯業系の破風板は耐久性・耐火性に優れているのが特徴。

セメントが主原料のため、定期的に塗装を行わなければなりません。

セメントは雨風の影響を受けやすいのが塗装によるメンテナンスを行う理由です。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板の破風板は耐久性に優れているのに加え、サビにくいのが特徴に挙げられます。

熱に弱いので、住宅のメンテナンスを行う際は注意してください。

海風や台風などにより、錆が発生していないかチェックすることをおすすめします。

破風板の塗装をDIYで済ませられるか

人によっては破風板の塗装をDIYで済ませたいと感じているのではないでしょうか?

破風板の塗装は塗料などの準備だけではなく、塗装に関する知識・技術が必要です。

転落などの事故を避けるためにも、DIYを控えることをおすすめします。

破風板の塗装を行う業者の選び方

破風板の塗装を一体どの業者に依頼するか検討しなければなりません。

情報収集を十分行い、数ある業者の中から信頼できる1社を見つけましょう。

業者を選ぶポイントとして、以下のものが挙げられます。

・過去の施工事例

・創業年

・設立年

・在籍しているスタッフ

・見積書に記載されている内容

・保証内容が充実しているか

・施工エリアは一体どこか

・契約を急かさないか

・住宅を細かく点検するか

業者ごとに違った特徴があります。

ここでは、破風板の塗装を行う業者の選び方について解説するので、

リノベーション・リフォームなどを予定している方は参考にしてください。

過去の施工事例

気になる業者を見つけたら、過去に一体どのような施工に携わっていたかチェックすることが重要。

施工に関する写真を目にした際、納得のいく施工を行うか判断してください。

また、施工内容や工期、費用なども業者を選ぶ際のポイントです。

創業年・設立年

多くの方が破風板や塗料などに関する知識・技術のある業者に依頼したいと感じているのではないでしょうか?

業者の創業年・設立年をチェックし、

長年にわたって住宅のメンテナンスに携わっているかどうか把握することをおすすめします。

業者によっては、歴史が短い場合があります。

歴史の短い業者に依頼するかどうか悩んだ際は経営理念や創業者のプロフィールから

住宅のメンテナンスに関する知識・技術があるか判断してください。

在籍しているスタッフ

どのようなスタッフが在籍しているかも依頼するかどうかの判断基準。

スタッフのプロフィールをチェックし、

取得している資格などを把握した上で相談することをおすすめします。

また、納得のいく施工を行うためにはスタッフとコミュニケーションが取りやすいかどうかも重要になってきます。

問い合わせや見積りでの対応を通して、信頼できると判断した上で契約を進めましょう。

口コミでスタッフの対応について調べるのも業者を選ぶ際に重要です。

見積書に記載されている内容

見積書に記載されている内容を踏まえ、契約を進めます。

破風板の塗装でトラブルが発生するのを防ぐためにも、見積書を細かくチェックしなければなりません。

チェックするポイントとして、主に以下のものが挙げられます。

・使用する塗料

・塗料の用量

・塗料の単価

・費用の内訳

・費用が相場の範囲内か

・足場の設置費用

・足場の面積

・施工内容

・業者の所在地

・保証期間

見積書で分からない部分があった際は業者に質問し、疑問を解消してください。

分からない部分をそのままにしておくと、トラブルに発展する可能性があります。

業者によっては、費用の内訳などが分かりにくい場合がある点に注意。

また、多くの方が破風板の塗装は一体どのくらいの費用が相場なのか分からないと感じているのではないでしょうか?

相見積もりを行い、相場を把握することも重要です。

相場より費用がかかる場合、どのような理由で費用が高くなるか質問することをおすすめします。

保証内容が充実しているか

破風板を塗装した後も定期的に住宅のメンテナンスを行わなければなりません。

不具合がいつ発生するか分からないため、普段から住宅の状態に気を配りましょう。

業者に破風板の塗装を依頼する際、どのような保証を用意しているかチェックすることをおすすめします。

保証内容は業者によって異なります。

定期点検や保証期間などについて分からないことがある際は業者に質問してください。

施工エリアは一体どこか

気になる業者を見つけた際、施工エリアをチェックすることをおすすめします。

施工エリアは業者によって異なります。

業者の所在地が住宅より遠ければ遠い程、交通費が高くなる点に注意が必要。

また、施工エリア外からの依頼を受け付けていない業者も存在します。

契約を急かさないか

契約を急かさないかどうかも業者を選ぶポイントです。

破風板の塗装をはじめ、住宅のメンテナンスを行う際は冷静な判断で契約を進めなければなりません。

家族の意見を聞きつつ、契約するかどうか判断してください。

住宅を細かく点検するか

住宅の状態を細かくチェックするかどうかも選ぶ決め手。

場合によっては破風板以外にも不具合が発生しているかもしれません。

まとめ

破風板をかっこいい色に塗装する際、住宅のコンセプトや周囲の景観などを配慮する必要があります。

どの色に仕上げるかで住宅の雰囲気が変わってきます。

また、納得のいく施工を行うためには、塗料の扱い方などを理解することが重要。

近いうち、リノベーション・リフォームなどを予定している方は信頼できる業者に一度相談してはいかがでしょうか?

 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。