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外壁サイディングが浮いてきた!その補修方法とは?!|平塚・株式会社いらか|

外壁サイディングが浮いてきた!その補修方法とは?!

成田崇
成田崇

住宅の外観だけでなく、プライバシーの保護や雨風を凌ぐ役割を持つ外壁。
思い入れのある住宅に長期にわたって住み続けるためには、外壁などのメンテナンスを定期的に行わなければなりません。
外壁に何かしらの不具合を見つけた際、いち早く対処することが重要です。

外壁サイディングが浮いてきた際、一体どのような方法で補修すれば良いか気になっているのではないでしょうか?
今回は外壁サイディングが浮いてきた際の補修方法について取り上げます。
リノベ・リフォームを予定している方は参考にしてください。

外壁サイディングとはそもそも何か

サイディングは外壁に貼る外壁材。
サイディングボードと呼ばれています。
デザイン性に優れているのが特徴に挙げられます。

大きく4種類に分類されており、新築住宅の施工やリノベ・リフォームを行う際はそれぞれの違いを押さえることが重要。
外壁サイディングは以下の4種類です。

・木質系サイディング:木の温もりを感じることができる温かみのあるデザインが特徴。
・樹脂系サイディング:軽量かつ撥水性に優れているのが特徴。
・窯業系サイディング:デザインと色が豊富なのが特徴。
・金属系サイディング:耐久性と断熱性に優れているのが特徴。

外壁サイディングが浮く原因

外壁サイディングが浮く原因はいくつか存在します。
リノベ・リフォームで外壁のメンテナンスを行う際は一体どのような原因で浮いたかチェックすることが重要。
主な原因として、以下のものが挙げられます。

・雨水の吸水
・シーリングの劣化

ここでは、外壁サイディングが浮く原因について説明するので、気になる方は参考にしてください。

雨水の吸水

外壁サイディングはセメントを原料としているため、雨水を吸水しやすいです。
塗膜が経年劣化し、防水性が低下することで吸水に伴う膨張と乾燥を繰り返します。
結果、外壁サイディングが割れる可能性があるので、注意しなければなりません。

シーリングの劣化

サイディングボードの隙間から雨水などが侵入するのを防ぐため、外壁サイディングはシーリングで隙間が埋められています。
塗膜と同様にシーリングも劣化します。

シーリングに隙間ができることにより、雨水や湿気が侵入。
結果、浮きが発生しやすくなるので注意してください。

浮いた外壁サイディングを元に戻せるのか

外壁サイディングは一度浮いてしまうと、元に戻せません。
被害が大きくなるのを防ぐために放置しないことが重要です。

浮いた外壁サイディングの補修方法

浮いた外壁サイディングを一体どのような方法で補修を進めていくのか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
状態に合わせ、適切な補修方法を選択する必要があります。
ここでは、浮いた外壁サイディングの補修方法について説明します。

ビス打ち

ビス打ちは手で押し戻せる程度の浮きに行われる施工。
ビスや釘で外壁サイディングを固定した後、シーリングを打つことで雨水の侵入を防ぎます。
シーリングを目立たなくするため、外壁の色に近い塗料で塗装が行われます。

部分張り替え

部分張り替えは一部の外壁サイディングを張り替える施工。
症状が酷くない場合、部分張り替えで対応できる可能性があります。

カバー工法

カバー工法は既存の外壁サイディングの上に新しい外壁材を張る施工を指します。
廃材を処分する手間を省くことにより、工期を短縮できるのがメリット。
費用も抑えられます。
遮音性や断熱性も向上するので、カバー工法を行うかどうか検討してください。

デメリットとして、防水シートなどの状態を把握できない点が挙げられます。
また、住宅の重量が増えるので、耐震性が低下する点に注意しなければなりません。

張り替え

張り替えは浮いた外壁サイディングを撤去し、新しい外壁材に張り替える施工。
防水シートなどの補修が行えるのがメリットに挙げられます。
張り替える外壁材によっては、住宅の重量が軽くなります。
結果、耐震性が向上するので、地震対策を意識している方は検討してはいかがでしょうか?

廃材を処分しなければならないため、工期と費用がカバー工法に比べてかかる点に注意してください。

外壁サイディングの補修を信頼できる業者に任せるのが重要

外壁サイディングの浮きが発生した際、信頼できる業者に相談することをおすすめします。
リノベ・リフォームに携わっている業者は複数存在するため、どこに補修を依頼すれば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか?
過去の施工事例や見積書の内容などをチェックし、信頼できる1社を決めるのが重要です。

見積書には、使用する部材や足場をどのくらい用いるか、費用の内訳などが記載されています。
使用する部材などについて分からないことがある際は業者に質問してください。
トラブルを避けるため、分からないことをそのままにしないのがポイント。

まとめ

浮いた外壁サイディングの補修方法として、ビス打ちや部分張り替え、カバー工法、張り替えが挙げられます。
どのくらい劣化しているかにより、補修方法が変わってきます。

住宅のメンテナンスについて分からないことがある際は業者に一度相談してはいかがでしょうか? 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

築20年以内の方必見!外壁シーリングが切れる原因とは?!|平塚・株式会社いらか|

築20年以内の方必見!外壁シーリングが切れる原因とは?!

成田崇
成田崇

外壁は雨風や紫外線などに晒され続けている箇所。
住宅の外観に関わるだけでなく、プライバシーの保護や雨風などを凌ぐ役割があります。
思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためにも、定期的に外壁のメンテナンスを行いましょう。

適切なメンテナンスを行う際、外壁シーリングがどうして切れるのかについて押さえておくことが重要。
今回は築20年以内の住宅に住んでいる方に向けて、外壁シーリングが切れる原因について取り上げます。

外壁シーリングとはそもそも何か

外壁シーリングは、外壁材の継ぎ目の目地を埋める役割があります。
一般的にゴムのような伸縮性に優れた素材が外壁シーリングに用いられるのがポイント。

外壁シーリングは一体どのような原因で切れるのか

さまざまな原因で外壁シーリングが切れます。
主な原因は以下の通りです。

・経年劣化
・施工不良
・自然災害
・立地条件
・製品不良

ここでは、外壁シーリングが切れる原因について触れていくので、住宅のメンテナンスについて関心のある方は参考にしてください。

経年劣化

外壁シーリングが切れる原因の1つに経年劣化が挙げられます。
年数の経過と共に外壁シーリングが劣化していきます。
住宅のメンテナンスを行う際、築年数を意識し、どのタイミングでメンテナンスを行うか検討しなければなりません。

施工不良

施工不良も外壁シーリングが切れる原因の1つです。
外壁材と相性の良くないシーリング材の使用やシーリング材の量が不足により、施工不良が起きるので注意が必要。

外壁シーリングの施工を行ってから数ヵ月~1年以内で外壁シーリングにひび割れが発生した場合、施工不良の可能性があります。

自然災害

台風や地震などの自然災害によっても、外壁シーリングが切れる可能性があるので注意してください。
自然災害が発生した後、住宅に不具合がないかチェックすることをおすすめします。
また、紫外線に長期間晒され続けるのも外壁シーリングが切れる原因の1つ。

立地条件

大きい道路が近くにあると、車が頻繁に走ります。
車の震動で住宅が微妙に揺れた結果、外壁シーリングが切れる可能性があるので注意してください。

製品不良

シーリング材などの製品不良も外壁シーリングが切れる原因に挙げられます。

外壁シーリングが切れると一体どのような問題が発生するか

外壁シーリングが切れると、さまざまな問題が発生します。
雨水が侵入した結果、外壁材などが腐食。
また、カビやシロアリが発生しやすくなるため、住宅の寿命が短くなる可能性があります。
外壁シーリングが切れているのを見つけたら、いち早く対処してください。

外壁シーリングが切れた際の補修方法

外壁シーリングが切れた際、一体どのような方法で補修していくか疑問に感じているのではないでしょうか?
主な補修方法は以下の通り。

・打ち替え
・増し打ち

ここでは、外壁シーリングが切れた際の補修法について紹介します。

打ち替え

打ち替えとは、既存の外壁シーリングを撤去した後、新しい外壁シーリングを充填する施工。
基本的に打ち替えで補修を進めていきます。

増し打ち

増し打ちとは、既存の外壁シーリングの上から新しい外壁シーリングを充填し、厚みを付ける施工です。
サッシ周りなどに行われます。

施工する箇所に応じて、打ち替えと増し打ちを使い分けることが重要。
サッシ周りは形状的な問題から外壁シーリングを撤去できない可能性があります。

外壁の補修を行う業者の選び方

外壁シーリングの補修などを行う際、どの業者に依頼すれば良いか悩んでいる方が多いのではないでしょうか?

リノベ・リフォームに携わっている業者は数多く存在します。
情報収集をできる限り行い、信頼できる1社を選択することが重要です。
ここでは、業者の選び方について触れていくので、気になる方はチェックしてください。

過去の施工事例

気になる業者を見つけたら、過去に一体どのような施工に携わっているかを把握することをおすすめします。
写真だけでなく、施工内容や工期、費用などを細かくチェックするのが重要。

どのようなスタッフが在籍しているか

どのようなスタッフが在籍しているかも選ぶ決め手です。
取得している資格だけでなく、コミュニケーションを取りやすいかどうかを踏まえ、相談・契約を進めましょう。

見積書に記載されている内容に問題ないか

見積書の内容に目を通し、契約するかどうか判断してください。
費用の内訳などについて分からないことがある際は業者に質問するのが重要です。

どのような保証が用意されているか

外壁シーリングの補修が終わった後も定期的に住宅のメンテナンスを行わなければなりません。
どのような保証が用意されているかをチェックした上で問い合わせを行うことをおすすめします。

まとめ

外壁シーリングが切れる原因として、経年劣化や施工不良などが挙げられます。
普段から住宅の状態に気を配り、必要に応じてメンテナンスを行うことが重要。
リノベ・リフォームを予定している方は信頼できる業者に一度相談してください。 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

窯業系外壁サイデイングの反りや浮きはなぜ起こる?!|平塚・株式会社いらか|

窯業系外壁サイデイングの反りや浮きはなぜ起こる?!

成田 崇
成田 崇
人によっては、窯業系外壁サイデイングの反りや浮きに悩まされているのではないでしょうか?

思い入れのある住宅に少しでも長く住み続けるためには、外壁の状態に気を配ることが重要です。
多くの住宅に窯業系外壁サイデイングが用いられています。
メンテナンスを進めていく際、反りや浮きがなぜ起きるのかを把握する必要があります。
 
今回は窯業系外壁サイデイングに反りや浮きが起きる原因について解説するので、気になる方は参考にしてください。
 

窯業系外壁サイデイングとは一体どのような外壁材なのか

窯業系外壁サイデイングはセメントや木材繊維などを板状に薄く加工した外壁材。

窯の中で高熱処理を施されるため、窯業系と名付けられています。
多くの住宅に窯業系外壁サイデイングが用いられているので、名前だけでも耳にした方も一定数いるのではないでしょうか?

窯業系外壁サイデイングの反りや浮きが起きる理由

窯業系外壁サイデイングに反りや浮きが起きる理由として、以下のものが挙げられます。

・コーキングの劣化
・防水性の低下
・直張り工法
住宅によって、窯業系外壁サイデイングに反りや浮きが起きる理由が異なるので注意してください。
ここでは、各理由について紹介します。

コーキングの劣化

サイディングボードとサイディングボードの接着面に用いられているコーキングの劣化により、

反りや浮きが起きやすくなります。
コーキングにひび割れた部分などがあると、雨水や湿気が侵入。
膨張と収縮が起きた結果、窯業系外壁サイデイングの反りや浮きが生じます。
また、サイディングボードの裏側は塗装が施されていないため、水分の影響を受けやすいです。
水分によって、窯業系外壁サイデイングの反りや浮きにつながるので、
住宅のメンテナンスを予定している方は注意してください。

防水性の低下

塗膜が劣化すると、防水性が低下します。

結果、窯業系外壁サイデイングの反りや浮きが起きやすくなります。
外壁は雨風や紫外線などに常に晒され続けるため、防水性の低下に注意が必要。
住宅をチェックし、色褪せなどが発生していないか把握してください。
地域によって湿度の高さが異なります。
住宅のメンテナンスを行う際は湿気による被害に注意しましょう。

直張り工法

住宅によって、窯業系外壁サイデイングに用いられている工法が異なります。

水分や空気の逃げ道になる通気層がない直張り工法が用いられていると、
窯業系外壁サイデイングの反りや浮きが起きやすいです。

窯業系外壁サイデイングの反りや浮きを放置し続けることで起きる問題

窯業系外壁サイデイングの反りや浮きを放置し続けてしまうと、

一体どのような問題が発生するのか疑問に感じている方が多いのではないでしょうか?
主に以下の問題が発生する可能性があります。
・景観を損ねる
・雨漏り
・カビの発生
・シロアリの発生
ここでは、各問題について触れていくので、住宅のメンテナンスを行う際の参考にしてください。

景観を損ねる

窯業系外壁サイデイングの反りや浮きを放置し続けた結果、景観を損ねる可能性があります。

住宅を綺麗に保ちたいと感じている方は、色褪せなどを見つけた際にメンテナンスを検討することをおすすめします。

雨漏り

外壁からも雨漏りが発生する場合があるので注意しなければなりません。

屋根同様に外壁も雨漏りが発生しやすい箇所です。

カビの発生

雨漏りによってカビが発生しやすくなります。

景観を損なうだけでなく、アレルギー反応を引き起こすため、注意が必要。

シロアリの発生

窯業系外壁サイデイングの反りや浮きを放置し続けることでシロアリが発生しやすいです。

シロアリは腐食した木材などを好みます。
住宅の寿命が短くなるのを防ぐためにもシロアリ対策を心掛けてください。

どうして多くの住宅に窯業系外壁サイデイングが用いられるか

窯業系外壁サイデイングを用いると、工期が短く済むだけでなく、費用を安く抑えられます。

デザインや色が豊富なのも、多くの住宅に用いられる理由。
また、耐火性に優れています。
窯業系外壁サイデイングは反りや浮きが起きるなどのデメリットがあるだけでなく、さまざまなメリットが存在します。

窯業系外壁サイデイングのメンテナンスを行う業者の選び方

窯業系外壁サイデイングのメンテナンスを一体どの業者に依頼するか迷っている方も多いのではないでしょうか?

情報収集をできる限り行い、信頼できる1社にメンテナンスを任せることが重要です。
ここでは、業者の選び方について取り上げます。

過去の施工事例

気になる業者を見つけたら、過去の施工事例をチェックし、納得のいく施工を行うかどうか判断してください。

施工に関する写真だけでなく、窯業系外壁サイデイングの扱いに慣れているかどうか・どのくらいの費用がかかったかなどが選ぶ決め手。
成田 崇
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㈱いらかの施工事例は☞こちらからご覧ください。

どのようなスタッフが在籍しているか

住宅のメンテナンスに関する知識や技術のあるスタッフに任せたいと感じている方が多いのではないでしょうか?

どのような資格を取得しているかはもちろん、コミュニケーションの取りやすさなどを踏まえ、
相談・契約を進めていく必要があります。

見積書の内容

見積書に一体どのような内容が記載されているかを踏まえ、契約を進めましょう。

使用する部材などについて分からないことがある際は業者に質問してください。

どのような保証が用意されているか

窯業系外壁サイデイングのメンテナンスを終えた後も定期的に点検し、不具合を解消するのが重要です。

業者が一体どのような保証を用意しているかも選ぶ決め手に挙げられます。

まとめ

窯業系外壁サイデイングの反りや浮きはコーキングの劣化などによって発生するので、注意しなければなりません。

反りや浮きを放置し続けると、雨漏りなどの問題に発展します。
思い入れのある住宅に住み続けるためにも、メンテナンスについて業者に相談してはいかがでしょうか? 

この記事を書いた人

成田 崇

  • 瓦ぶき2級技能士
  • 瓦屋根工事技士
  • 瓦屋根診断技士

【趣味】サーフィン・山登り・バックカントリースキー・読書・旅行

〇かわらぶき2級技能士とは?

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。 この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

築20年以内の方必見!外壁サイディングが割れる原因とは?!|平塚・株式会社いらか|

築20年以内の方必見!外壁サイディングが割れる原因とは?!

成田 崇
成田 崇
長期にわたって同じ住宅に住み続けるためには、

外壁サイディングのメンテナンスを定期的に行いましょう。

多くの住宅に用いられている外壁サイディング。

場合によっては、割れる可能性があるので注意が必要です。

 

今回は築20年以内の住宅に住んでいる方に向けて、外壁サイディングが割れる原因について触れていきます。

 

外壁サイディングとは一体何か

外壁サイディングは住宅の外壁を張る際に用いられる板材。

サイディングボードの呼び名でも知られています。

日本の住宅に用いられることが多いです。

種類がいくつか存在しており、住宅のメンテナンスを行う際は各外壁サイディングの特徴を押さえてください。

大きく分けて以下の4種類が存在します。

・窯業系サイディング

・金属系サイディング

・樹脂系サイディング

・木質系サイディング

多くの新築住宅などに窯業系サイディングが用いられています。

デザインと色が豊富なのに加え、施工しやすく、安価なのが特徴。

ガルバリウム鋼板などの金属が用いられている金属系サイディングも広まっています。

軽量なため、耐震性に優れているのがポイントです。

樹脂系サイディングは北米で広く普及している外壁材。

凍害に強いのが特徴に挙げられます。

木質系サイディングは外観のデザインにこだわった住宅に用いられています。

 

外壁サイディングが割れる原因

外壁サイディングが割れる原因はいくつも存在するため、メンテナンスを行う際は注意しなければなりません。

主な原因として、以下のものが挙げられます。

・雨風

・紫外線

・地震

・サッシの重み

ここでは、外壁サイディングが割れる原因について説明するので、

住宅のメンテナンスに関心のある方は一度チェックしてください。

 

雨風

外壁サイディングは雨風に晒され続けています。

セメントが用いられているため、雨水を吸水しやすい点に注意しなければなりません。

吸水するのに伴い、外壁サイディングが膨張。

晴れの日になると乾燥します。

成田 崇
成田 崇
吸水に伴う膨張と晴れの日における乾燥を何度も繰り返した結果、外壁サイディングが割れる可能性があります。

 

紫外線

雨風だけでなく、紫外線も外壁サイディングが割れる原因の1つ。

紫外線により、塗膜が劣化します。 結果、防水性が低下し、雨水を吸水しやすくなります。

 

地震

地震による揺れによって、外壁サイディングが割れる場合がある点に注意が必要。

いつ地震が発生するか分かりません。

自然災害が発生した後は住宅に不具合が発生していないか点検しましょう。

 

サッシの重み

サッシの重みや開け閉めした際の衝撃で外壁サイディングが割れる可能性があります。

サッシ下側の外壁サイディングは常に負担がかかっている状態です。

割れた外壁サイディングを放置することで発生する問題

割れた外壁サイディングを長期間放置し続けると、さまざまな問題が発生します。

ここでは、メンテナンスを怠ることで発生する問題について触れていくので、気になる方はチェックしてください。

 

雨漏り

雨水が侵入しやすくなるため、雨漏りが発生する可能性があります。

外壁も屋根と同様に雨漏りが発生しやすい箇所。

被害を最小限に抑えるためにも、シミなどをチェックすることが重要です。

 

構造体の腐食

構造体の腐食も割れた外壁サイディングを放置し続けることで発生する問題の1つに挙げられます。

 

シロアリの発生

湿度が高くなるのに伴い、シロアリが発生しやすくなる点にも注意しなければなりません。

シロアリは腐食した木材を食べてしまいます。 結果、住宅の寿命が短くなります。

 

割れた外壁サイディングの補修方法

状態に応じて、割れた外壁サイディングの修理を行うことが重要。

ここでは、一体どのような補修方法があるかについて紹介します。

 

コーキングの充填

軽微なひび割れに関してはコーキングの充填で補修が行われる場合があります。

コーキングでひび割れた箇所を埋めた後、外壁塗装でコーキングを目立ちにくくするのがポイント。

 

部分的な張り替え

部分的な張り替えも割れた外壁サイディングの補修方法に挙げられます。

外壁サイディングの一部を張り替える施工です。

同じデザインの外壁サイディングが無い場合、似ているデザインの外壁サイディングを選ぶのがポイント。

 

カバー工法

カバー工法とは、既存の外壁サイディングの上に新しい外壁材を重ね張りする補修方法です。

断熱性や遮音性が向上するのがメリット。

廃材を処分する手間が省けるので、工期を短縮しつつ、費用を抑えられます。

住宅の重量が増すのがデメリットです。

耐震性が低下するので、住宅のメンテナンスを予定している方は注意してください。

 

張り替え

 

 

張り替えは割れた外壁サイディングを撤去し、新しい外壁材を張り替える施工。

住宅の重量が重くなるのを防ぐことができます。

防水シートなどの補修を行えるのもメリットです。

工期と費用がカバー工法に比べてかかる点に注意しなければなりません。

 

まとめ

外壁サイディングが割れる原因はいくつも存在します。

被害が大きくなる前に適切なメンテナンスを行い、被害が大きくなるのを防ぐことが重要。

外壁サイディングの修理について悩みがある方は信頼できる業者に一度相談してください。

 

成田 崇
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外壁の主な劣化症状については、☟こちらの動画をご覧ください。

 

 

 

 

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瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。 試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

〇瓦屋根工事技士とは?

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。 この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

〇瓦屋根診断技士とは?

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